トウモロコシは違う品種を植えてはいけないの?

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栽培中のとモロコシ

町民農園を利用して家庭菜園をやり始めたころ、隣の区画の方から、「ここではみなさん、トウモロコシの品種をゴールドラッシュに統一してるから、同じにしてね。トウモロコシは違う品種を植えると交雑しちゃうからね。」と言われたことがあります。

トウモロコシは風媒花(風によって受粉が行われる)で、複数の品種を近くで栽培すると、キセニア現象(違う品種の花粉で受粉)が起きてしまい、実の品種が低下してしまうため、品種を統一してほしいということです。

畑を新たに借りたとき、「トウモロコシは品種を統一してますか?どの品種にしてますか?」と尋ねたところ、「品種は統一してないよ。ポップコーンや、白い実の品種を栽培するときは、交雑しないように種まき時期に気をつけてね(ずらすということ)。スイートコーン(一般的な甘いトウモロコシ)同士なら、交雑しても色も甘さもそうは変わらないから大丈夫だよ。」と言われ、困惑しました。

ポップコーンを栽培すると、近くでトウモロコシが錦糸を出していれば交雑し、トウモロコシにポップコーンの性質が出てしまうことがあります。

白い実のトウモロコシを栽培して交雑すると、バイカラーコーン(黄色と白が混ざる)になってしまうことがあります。

ただし、実の黄色いトウモロコシならば、交雑して多少粒に違いが出るものの、家庭菜園であればほとんど問題はなく、甘さや食味、見た目の違いは分からない程度です。

ポップコーンや白い実のトウモロコシを栽培するときは、キセニア現象を避けるために、近くの畑の方に確認してから栽培しましょう。

また、「黄色い実の甘いトウモロコシだから問題ない。」と決めつけるのではなく、トラブル回避のためにも、品種を統一しているかどうか、確認をとってから栽培しましょう。

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