連作障害と輪作について

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家庭菜園は、連作障害といって、同じ場所で同じ科の野菜ばかりを続けてつくっていると、その科を好む病原菌が害虫が土の中に増えるなどして、土壌病害が出やすくなります。

とくに連作障害で恐ろしいのは、青枯れ病や根こぶ病などのように、農薬でも完治できない土壌病原菌が蔓延してしまうことです。

同じ科の野菜を続けてつくる連作を避け、いくつかの科の野菜を順にローテーションする輪作が基本です。

種まきや苗の植えつけを行う前に、菜園のプランを考えましょう。

連作障害の種類

連作障害とは、同じ場所で同じ仲間の野菜を続けてつくっていると現れる障害のことです。

連作障害には大きく分けて「養分の欠乏」、「土壌病害」、「センチュウ害」という3つの種類があります。

[養分の欠乏]
同じ科の野菜を育てることで、土壌から同じ成分が吸収され、それが欠乏して起こります。

[土壌病害]
その野菜を好む病原菌が増殖し、病害が発生しやすくなります。

[センチュウ害]
センチュウは肉眼では見えないほどの小さな線虫で、野菜の根に寄生してこぶを作ったり腐らせたりします。

野菜別にみる連作障害の例

連作障害の主なものを次に挙げます。

[ナス科]
トマト・・・青枯れ病、半身萎ちょう病、センチュウ
ナス・・・・青枯れ病、半身萎ちょう病、半枯れ病、センチュウ
ピーマン・・青枯れ病、半枯れ病、センチュウ
ジャガイモ・そうか病

[ウリ科]
きゅうり、スイカ、メロン・・蔓割病、ホモプシス根腐れ病、センチュウ

[アブラナ科]
小松菜、白菜、キャベツなど・・根こぶ病、萎黄病、センチュウ

[マメ科]
エンドウなど・・立ち枯れ病、茎枯れ病、センチュウ

輪作をしましょう

畑を複数の区画(畝)に分割し、区画ごとに異なる科の野菜をローテーションさせながら育てる方法を輪作(りんさく)といいます。

こうすることで同じ科の野菜を同じ場所で育てなくてすむので、連作障害を避けることができます。

とくに連作障害の出やすい野菜の科は、一度つくった場所では4~5年つくらないようにします。

一般に連作障害が出やすい野菜とその輪作期間は次の通りです。

[連作可能]
サツマイモ、カボチャ、ニンジン、ダイコン、ネギ、ニンニク

[1年以上空ける]
ホウレンソウ、インゲン

[2年以上空ける]
ニラ、パセリ、レタス、ハクサイ、キャベツ、セロリ、キュウリ、イチゴ

[3年以上空ける]
ナス、トマト、ピーマン、サトイモ

[4~5年以上空ける]
スイカ、エンドウ

連作障害を防ぐには

連作障害の対策をしなければならないのは、単一作物を大規模に作るハウス栽培です。

良品を作るためには、輪作期間を守って連作をしないことが第一ですが、どうしても同じ野菜を栽培しなければならないときは、土壌消毒がおすすめです。

露地栽培で簡単にできるのは、夏の高温期に行う太陽熱消毒です。

たっぷり水やりしたのちビニールマルチを張って、1ヶ月程度放置します。

マルチの下は病原菌が死滅するほど高温になります。

冬場では石灰窒素を散布します。

有毒物質ですが、土中で分解されて窒素と石灰分になり無毒化します。

センチュウにやられたら

センチュウの被害が出始めた畑では、対抗植物が有効となります。

鮮やかな黄色や橙色の花を咲かせるマリーゴールドは、根から分泌される成分でセンチュウの密度を下げる効果があるといわれています。

センチュウによる被害の予防として、トマトなどの株間に植えるとよいでしょう。

コンパニオンプランツの活用

コンパニオンプランツは共生植物ともいわれ、一緒に植えると、お互いによく育ち、病気にも強くなる相性のよい植物のことです。

お互いの害虫を抑制しあい、病気を防ぎ、根張りや色のよい野菜を育てくれます。

コンパニオンプランツのお勧めはネギとニラです。

キュウリ+ネギでも、キュウリ+ニラでも効果があります。

トマト+とバジルは最適な組み合わせです。

コンパニオンプランツを考慮して作付計画を立てましょう。

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