ナスの花が落下してしまうのはなぜ?

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ナスの花

ことわざに「親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない」とありますが、じつは花が落下してしまうことがよくあり、花が咲いても半分くらいは実にならずに落ちてしまことがあります。

その原因は、低温、高温、日照不足、なり疲れ、病害虫の被害などで、花が短花柱花(たんかちゅうか)になってしまっているからです。

短花柱花とは、雄しべよりも雌しべの方が短くなっている状態です。

通常は雄しべよりも雌しべの方が長いため、雄しべからでた花粉が自然に雌しべに受粉します。

しかし、短花柱花になっていると受粉しにくく、花が落下してしまいます。

つまり、株が実をつけにくい状態にあるため、花を落としているといえます。

花が落下してしまうのであれば、まず花をよく観察して、雄しべよりも雌しべの方が短い短花柱花になっていないか見てください。

短花柱花になっている場合は、葉が混み合って日照不足になっていないか、肥料が不足していないか、乾燥しすぎていないかなど、草勢が落ちていないかを確認しましょう。

ただし、10月半ばになって花が落ちてしまうのは低温によるもので、ナスの栽培時期が過ぎているためです。

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