間引きをマスターしよう

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間引き

良品を収穫するためには、間引きを行います。

種を多めにまいて発芽したあと、元気な株を残し、葉を害虫に食害された株や、病気などで生育の悪い株をとり除きながら、適切な株間にしていく作業のことです。

間引きは株の成長に合わせて何回かに分けて行います。

間引きの目的

すべての種から元気のよい株が育つとは限りません。

すべての株がすくすく健全に育つとは限りません。

種を多めにまいて、弱った株を取り除くことで、元気のよい株を選んで育てることができます。

また、間引くことによってその野菜に適した株間にすることができます。

日当たりや風通しも良くなります。

間引きを怠ると、株が密集して日当たりが悪くなり、徒長してしまいます。

間引きの時期

種まき後、本葉が開いたころ、最初の間引きを行います。

その後数回間引きを行い、最後の間引きで適切な株間にします。

何回かに分けて間引きを行うのは、害虫を食害されたり、病気に侵されたり、途中で生育が悪くなってしまった株を間引くためです。

どんな株を間引くの?

混みすぎている株、ひょろひょろと生長している株、葉の形が悪い株、葉の色が悪い株、害虫に食害されている株、病気に侵されている株を選んで間引きます。

葉が虫に食われた株や病気の株は早めにとり除きます。

よい間引きとは?

ほかの株を抜かないようにまわりの土を押さえながら、ていねいに間引きます。

間引き後は、隣の株と葉が触れ合わず、だいたい等間隔で、生育のそろった元気な株が残るようにします。

筋まきでの間引きの方法

筋まきでの間引き

筋まきは板の角などで3~5mmの浅い筋を作っておき、この筋に沿って種をまきます。

人参やカブ、ホウレンソウ、小松菜などの野菜に向きます。

列になって発芽したら、何回かに分けて間引きます。

最終的には野菜に適した株間にします。

抜いた菜は食べられますので、サラダなどに入れて食べましょう。

点まきでの間引きの方法

点まきでの間引き

点まきは1箇所に5~6粒ずつ一定の間隔をおいてまいていきます。

大根やトウモロコシ、白菜、インゲンなど種の大きな野菜に向きます。

一か所に複数の株が育ってきます。

大きく元気な株を1本残して、そのほかの株は間引きます。

ばらまきでの間引きの方法

ばらまきは少し高いところから表土全体に均一にまいていきます。

ベビーリーフなど小さなうちから間引きながら利用する葉もの野菜やラディッシュなどに向きます。

発芽後は密生状態になります。

そのままでは日光不足になり風通しも悪いので、葉と葉が重なるようになったら随時間引きを行います。

間引き菜はサラダや味噌汁の具に

最後に行う間引き菜は、サラダや味噌汁の具などに利用できます。

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