家庭菜園コラム

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【学び】野菜から学ぼう。自然のありがたみに感謝

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野菜づくりや家庭菜園から学ぶことはたくさんあります。

とくに、自然のありがたみについては、かけがえの無いものだということを学んだ人は少なくないのではないでしょうか。

畑から吹いてくる風、葉っぱのこすれる音などは、お金にかえられない価値のあるものです。

種から、花を育てて花壇を作るとか、地域の特産物を作ってみるとか、花からはちみつを取るなどです。

どれも貴重な体験となりますので、とくにお子さんにとっては、かけがえのない経験となることでしょう。

自然を感じることができるのも、家庭菜園で野菜を作っているからにほかなりません。

風や、土や、水などは、自然の贈り物であると同時に、私たちの一部でもあるのです。

おいしい野菜は、大地からの贈り物です。

自然は、何ものにもかえがたい、大切な大切な地球の一部です。

畑には、野菜の他に生き物も

畑で家庭菜園をしていると、思わぬ生き物に出会うことがあります。

ちょうちょ、ハチ、トンボ、バッタ、カエル、ミミズ、などなど、害のない、むしろ植物の成長を助けてくれる生き物から、モグラやたぬきなど、畑を荒らす生き物まで、数多くの生命に支えられ、ときに邪魔されつつも、お互い共存していってることがわかります。

虫は嫌かもしれませんが、虫のいない畑は、農薬がまかれていて不自然です。

野菜には虫がつきもので、虫のついていない野菜を、無農薬・減農薬でつくることは不可能なのです。

そして、虫が食べる野菜こそが、美味しい野菜であることがわかるようになるでしょう。

家庭菜園を続けることは、学びの宝庫です。

畑では、虫や動物などの生き物が動き回り、野菜や果物などの植物がどっしりと地中に根を下ろし、共存して生きているのです。

それは、すなわち地球の縮図でもあります。

家庭菜園を行うことで、ゴミの分別に気を配ったり、家庭から廃油・廃水などができるかぎりでないように心がけるなど、地球に優しくなることができます。

生まれ育った地球に感謝して、大地の恵みである野菜をいただきましょう。

同じ形の野菜はない

人間が、一人として同じ顔の人がいないように、野菜も実際に作ってみると、ひとつひとつ異なることがわかります。

実際に自分で野菜を作ってみることで、大きさが不揃いであっても、野菜として認められるようになってくることだろうと思います。

キュウリなど、曲がったキュウリは安く売られていますが、キュウリを実際に作ってみるとわかります。非常にデリケートで、ちょっとしたことですぐに曲がってしまうのです。

ですが、味が悪いから安いのかというとそうではなく、キュウリは曲がっていても美味しいキュウリである場合がほとんどです。

曲がっているから安い、というのは、人間の都合です。

キュウリはとても手入れが必要な野菜なのです。

捨てる部分はほとんどない

野菜を作ってみると、調理の際に捨てる部分はほとんどないことに気が付きます。

たとえば、大根の葉。

大根の葉は、刻んで味噌汁に入れてもとても美味しくいただけます。

また、炒め物にして、フリカケにしても美味しいでしょう。

大根は、皮も葉っぱも、とても美味しく食べることができるのです。

また、ニンジンも同様です。

ニンジンの葉は少々苦いのですが、それでも、調理に使うことができます。

味のアクセントを出すことができて、ニンジンの葉っぱを捨てる必要はありません。

また、皮も同様です。

さすがに、みかんやバナナの皮となると、捨てなければなりませんが、皮と実の間には、美味しいだけでなく、濃厚な栄養分もたくさん詰まっています。

そのため、家庭菜園で育てた野菜を食べる場合は、軽く泥を払って水洗いして、食べるだけで構いません。

皮を必要以上にむく必要はないのです。

本来は、農薬など必要ない。洗う必要もない

家庭菜園では、最小限の農薬しか使わないケースがほとんどですので、農薬もほとんど付着していません。

安全、安心な野菜ですので、保存料などもなしに、食べることができます。

野菜を洗う必要すらないのかもしれません。

泥がついているのですが、土から出した野菜には、根っこがついています。

その根っこが、生命の部分なのです。

ニンジンやジャガイモなどの小さな根っこも、泥を払うことで失われてしまいます。

そのため、これ以上野菜を弱らせる必要などないのです。

そのまま、いただくことができます。

とれたての野菜を食べることほど贅沢なことはない

とれたての野菜を食べることほど、贅沢なことはないという事実にも気がつくことができます。

都会では、例えば東京では、大きな中央卸売市場があるため、全国各地から新鮮な野菜があつまり、安く、おいしくいただくことができます。

ですが、いくら東京の中央卸売市場といえど、とれたての野菜を食べることはできません。

畑で、まさに収穫されたばかりの野菜を食べることができるのは、家庭菜園を行っている人だけの特権なのです。

自然からの恵みである食材を、その場で、食べることができるのは、最高の贅沢だといえるのではないでしょうか。

その土地にあった、自然の食べ物がある

たとえば、小麦を考えてみましょう。

大阪のお好み焼き、香川のうどんなどが美味しい理由は、瀬戸内海の雨が少ない気候で、おいしい小麦が育ちやすいからだと言えるのではないでしょうか。

どの野菜も、その土地にあった美味しさがあります。

それが、ひいては食の創造につながり、食文化にもつながっていくのです。

その土地それぞれの気候に応じた、自然の恵みをいただきましょう。

たとえ、どこに住んでいたとしても、いま住んでいる場所で美味しい食べ物があるはずです。

その気候でしか味わえない、独特の風情を楽しみましょう!

食べ物には、旬がある

また、食べ物には旬があります。

自然を知ること、四季を知ることで、食べ物の旬とうまく付き合うことができます。

栄養価が最高潮にのっていて、味も美味しい、食べ物の旬を意識しながら、野菜を育ててみると楽しいでしょう。

野菜は嘘をつかない

野菜はとても正直で、嘘をつかないことも学ぶことができます。

手をかければかけただけ、美味しい野菜が仕上がります。

逆に、手を抜けば、枯れて食べられなくなるなど、すべて自己責任の世界です。

野菜は正直で、嘘をつきません。

家庭菜園は、学校の勉強とは違って、多少手を抜いてもやっていける、というわけにはいかないのです。

暑い日、寒い日など、いろいろありますが、それでも、真摯に野菜に向き合うことによって、美味しい野菜が仕上がります。

自分なりの工夫を通じて、答えがひとつではないことを見つけるところも、野菜作りの楽しさのひとつとなります。

肥料の回数を変えてみたり、量を変えてみたり、野菜の種類を変えてみたり、農薬を少し変更して量を減らすなど、自分なりの工夫で、また違った野菜ができあがります。

家庭菜園には、決して正解はないのです。

野菜のキモチを考えながら、家庭菜園しよう

今回は、これまでとは趣向を変えて、野菜から学べることはどのようなことか見てきました。

野菜づくりからはいろいろな哲学を学ぶことができます。

それが、生きるヒントになることもあるでしょう。

野菜づくりは、大げさに言えば、人生に良い影響を与えてくれるものなのです。

ぜひ、野菜のキモチになって、家庭菜園を楽しんでみて下さい。

(文/渡邉ハム太郎)

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