ゴーヤの育て方とコツ|ネットを張れば、勝手によじ登って実をつける!

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白ゴーヤ

(苦みの少ない沖縄白ゴーヤ)

沖縄料理のゴーヤチャンプルでよく知られるゴーヤは、ニガウリ、レイシ、ツルレイシとも呼ばれ、古くから栽培されてきた健康野菜です。

沖縄ではゴーヤという呼び名が定着し、独特の苦みから本州ではニガウリと呼ばれますが、正式名称はツルレイシです。

熱帯アジアが原産で、日本には江戸時代に中国から伝わり、長らく沖縄や九州南部で栽培されてましたが、近年の健康ブームにより、全国区の人気野菜になりました。

熟す前の未熟果を食べる野菜で、長いもの、短くて丸々太ったもの、コブの少ないもの、白いものまで、さまざまな品種があります。

最近では、家の庭や学校でのゴーヤ栽培が盛んにされており、子供と成長を観察するのはもちろん、緑化によって地面や室内の温度の上昇を抑える働きもあり、グリーンカーテンとしても活躍しています。

収穫せずに完熟させると、オレンジ色の実になり、中には真っ赤なゼリー状の果肉に包まれた種があり、この赤い果肉は食べられ、とても甘いので、ぜひ試していただきたいです。

栄養

ニガウリとも呼ばれ、クセになる独特の苦みが特徴です。

この苦味はモモルデシンという成分で、胃液の分泌を促して食欲を増進させるだけでなく、肝臓機能を高め、血糖値を下げる効果もあります。

また、ビタミンCが豊富なのもゴーヤの特徴で、キュウリの5倍、キャベツの2倍も含まれ、ゴーヤのビタミンCは壊れにくいので、炒めたり、揚げたり、いろいろな調理法が楽しめます。

その他に、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを多く含み、夏バテ防止や夏風邪予防に最適です。

ゴーヤの苦みの正体

ゴーヤの独特の苦みの成分には、食欲増進の効果があります。

でも、この苦味が苦手でしたら、とくに苦味が強いワタをきれいに取り除き、塩もみをするか、さっと茹でてから利用ると食べやすくなります。

ゴーヤの育て方

ゴーヤは、蔓性の野菜なので、支柱を立ててキュウリ用のネットを張っておけば、勝手によじ登って広がり、つぎつぎと実をつけます。

生育適温は20~30℃と高温性で、暑さ、乾燥に強く、夏ならどこでも簡単につくれます。

丈夫で、あまり手をかけなくても育つので、家庭菜園でも育てやすく、緑のカーテンとしてもよく栽培されます。

概要

生育温度 20~30℃。
土壌酸度 6.0~7.5。
連作障害 あまりない。できれば1年以上あける。
品種 短くて丸いもの、長くて細いものなど。
元肥 苦土石灰と元肥を入れる。
苗の植える時期 気温がじゅうぶんに高くなってから(5月初旬~)。
苗の植え方 畝幅:90cm。
黒マルチ:有効。
株間:1列、80cm~1m。
支柱立て 高めの支柱を立て、キュウリ用ネットを張る。
栽培中の管理 追肥1回目:実がなり始めたら。
以降の追肥:2~3週間に1回。
収穫 実の表面の凸凹が大きくなったら。
病害虫 害虫:アブラムシ、ハダニ、ウリハムシなど。
病気:うどんこ病など。

ポイント

  • 気温がじゅうぶんに高くなってから畑に植える。
  • 蔓がよく伸びるので、支柱は高さのあるものをしっかり立てる。
  • 黄色くなる前に収穫する。

栽培時期

ゴーヤの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

ゴーヤは寒さに弱いので、気温がじゅうぶんに高くなってから植えましょう。

品種

短くて丸いもの、長くて細いもの、皮の色が緑色や白色のものがあり、表面の凸凹(こぶ状の突起)も大小あります。

畑の準備

ゴーヤは連作障害のでにくい野菜ですが、できれば1年以上栽培していない場所を選びます。

また、酸性の土壌を嫌うので、酸性に傾いた土壌ではかならず石灰を施し、土壌酸度を調整します。

苗を植える2週間前までに、苦土石灰をまいてよく耕し、1週間前になったら、堆肥と化成肥料を施して耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

黒マルチは、雑草の抑制や、保湿や地温を上げる効果に期待できます。

苗の用意

ゴーヤの苗

ゴーヤは種から育てることもできますが、家庭菜園では1~2株あれば十分なので、苗を購入したほうが得策といえます。

また、ゴーヤは寒さに弱いので、気温が高くなってから苗を購入しましょう。

苗を植える

ゴーヤの苗を植えたところ

苗を用意できたら、植える前にポットに水をやり(ポットごと水につけてもよい)、たっぷり水を含ませておきます。

1列で、株間を80cm~1mとり、植え穴を掘り、ポットから根鉢を崩さないように苗を丁寧に取り出し、植えます。

苗の株元に土を寄せ、軽く押さえて根と土を密着させます。

植えつけ後にたっぷりと水をやります。

支柱立て・誘引

ゴーヤの支柱立て

苗を植える前か、苗を植えてから2週間くらいまでに支柱を立て、キュウリ用ネットを張ります。

支柱の種類や立て方は色々とありますが、高さのあるトンネル型の支柱がおすすめです。

支柱とネットは紐や結束バンドなどで留めます。

はじめに巻きひげをネットに誘引すれば、勝手によじ登って広がります。

ゴーヤの誘引

追肥

実がなり始めたら追肥を行います。

以降は、2~3週間に1回を目安に追肥します。

1回目の追肥:実がなり始めたら。
以降の追肥:2~3週間に1回。

ゴーヤは生育期間が長いので肥料切れしないように注意しましょう。

収穫

栽培中のゴーヤ

ゴーヤの収穫は、品種によって実の大きさが違うので、確認しておきます。

一般的な品種では、開花から15~20日くらいで、緑色(品種によっては白色)の未熟果を収穫します。

実の表面の凸凹が大きくなったら収穫適期です。

実と枝をつなぐ花梗(かこう)は硬いので、ハサミなどで切り取って収穫します。

収穫したゴーヤの実

収穫が遅れると、黄色くなって割れてしまうので、早めに収穫しましょう。

病害虫

ゴーヤの病害虫

病害虫には強く、あまり心配はありませんが、葉が混みすぎるとうどんこ病が発生する場合があります。

株間を十分にとり、葉が茂って込み合っているところは、葉をとり除いて風通しをよくします。

また、ウリハムシがつくので、よく観察して、見つけたら手で取って捕殺します。

いろいろな栽培

ゴーヤは生育旺盛で元気に育つので、いろいろな方法で栽培を行うことができます。

フェンスに絡ませて栽培すれば、家の目隠しとして利用することができます。

棚をつくって栽培すると、実がぶら下がるので、楽に収穫できます。

建物の外側にカーテンのように育てると、「緑のカーテン」や「グリーンカーテン」と呼ばれ、日光を遮って室温の上昇を抑えます。

種とり

実を株につけたままにしておくと、完熟してオレンジ色になり、中から真っ赤な果肉に包まれた種が現れます。

種のまわりの真っ赤なゼリー状の果肉を水洗いして取り除き、種を新聞紙などに広げて乾かします。

完全に乾いたら、封筒や瓶などに入れて、冷蔵庫や涼しい場所で保存します。

完熟すると甘い

実を株につけたままにしておくと、完熟してオレンジ色になり、中から真っ赤なゼリー状の果肉に包まれた種が現れます。

この赤い果肉はとても甘く、以前はおやつに食べられていました。

種も食べられる

ゴーヤの種には共役リノレン酸が多く含まれ、これは酵素リパーゼの働きを促し、脂肪を燃焼しやすくする働きがあります。

種をフライパンで炒り、塩などで味をつければおつまみになります。

乾燥させて長期保存

種とワタをきれいに取り除き、薄切りにして風通しのよい場所で乾燥すれば、乾燥(干し)ゴーヤができます。

料理に使うときは、干しシイタケのように水でもどします。

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