(自分でつくったタマネギの苗)
タマネギの苗は、市販されているものを購入するか、畑に苗床を作って苗を作るのが一般的です。
しかし、畑で苗を作るには病害虫などのリスクが高いため、経験と知識が必要になります。
そこで、200本や300本の苗を自分で作るのであれば、プランターを使った苗づくりがおすすめです。
家でプランターに種をまいて苗を育てれば、病害虫の被害を受けにくく、簡単にタマネギの苗を作ることができます。
この方法であれば、初心者でもよいタマネギの苗を作ることができます。
タマネギの苗を作る時期
※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。
9月15日~20日までに種をまき、11月中旬に畑に植えます。
タマネギは苗のできで収穫がほぼ決まってしまうので、よい苗を作るためには、適期に種をまくことが重要です。
苗を育てる場所
畑にプランターを置いて苗を作ることもできますが、家であれば病害虫の心配があまりありませんので、庭の隅などにプランターを置いて苗をつくります。
雨が当たる、日当たりの良い場所で苗を育てます。
苗を育てるプランターを用意する
空いているプランターを使用します。なければ、発泡スチロールでも代用できます。
発泡スチロールを使用する場合は、底にドライバーや鉛筆などでたくさん穴を開けて水はけをよくします。穴を開けないと、水がたまって根腐れします。
土を用意する
タマネギの苗を育てるのに用意する土は、JAで扱われている培養土がおすすめです。必ず肥料が混ぜ込んである培養土を使用してください。
培養土の「元気くん」シリーズがとくにおすすめですが、名称などが変わることがありますので、JAに相談してください。
種まきを行う
プランターの中に培養土を8分目まで入れ、5cm間隔で軽く溝をつけ、溝の中に1cmほどの間隔で種を条まきし、溝の両側の土をつまんで種にかけ、手のひらで表面を軽く押さえます。
最後に水をたっぷりやり、新聞紙をぬらしてかぶせ、発芽までは絶対に乾かさないように注意します。
発芽したら新聞を取り除きます。
苗作り中の管理
種まき後、土が乾いているようであれば水をやります。
発芽して混み合ってきたころに間引きを行い、最終的に株間が2~3cmになるようにします。
植えつけまでに目指す苗の太さ
植えつけ適期の11月中旬までに、葉の数3~4枚、茎の太さが5~6mm(鉛筆より少し細いくらい)の苗に育てます。