「食べたい野菜をつくりたい」、「変わった野菜をつくってみたい」というのが、はじめて野菜をつくるときに思い浮かべることでしょう。
つくりたい野菜をつくることはいいことですが、好きな野菜だけを畑に詰め込んでも食べきれませんし、難易度の高い野菜ばかりつくっても失敗するのが目に見えています。
野菜の種類はたくさんありますし、品種にもこだわれば、選択肢は無数にあります。
まずは数種類、少しずつつくるといいしょう。
サラダをよく食べるならサラダに使える野菜など、テーマを決めてから野菜を選んでみてはどうでしょう?
育てたい時期にあった品種
それぞれの野菜で栽培に適した時期があります。
さらに、同じ野菜でも品種によって栽培時期が異なります。
たとえば、大根を春に育てたい場合は、春まき用のトウ立ちの遅い品種を選ばなくてはなりません。
栽培する地域の栽培時期に合った品種を選びましょう。
どれだけ手間をかけられるか
野菜は、種まきや苗の植えつけ以降も、日常的に行う野菜の手入れが必要です。
できるだけ畑に行って害虫駆除や収穫を行うことが大切ですが、家庭菜園では毎日通うのは難しいでしょう。
あまり畑に行けなかったり、畑が遠い場合などは、あまり手間のかからない野菜を選ぶことも大切です。
[手間のかからない野菜]
ジャガイモ、ニンジン、サツマイモ、里芋、タマネギ、カボチャ、スイカなど。
おなじみの人気野菜
ジャガイモやニンジン、大根、タマネギ、ネギ、キャベツ、白菜、レタスなど、日常的に食卓にのぼる野菜は、たくさんできても無駄になりません。
ジャガイモやタマネギ、サツマイモ、カボチャ、ニンニクなどのような、保存できる野菜も重宝します。
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採れたてが美味しい野菜
家庭菜園の魅力のひとつは、採れたての野菜が食べられることです。
トウモロコシ、枝豆、ソラマメ、インゲン、アスパラなどは、鮮度の落ちやすい野菜で、収穫して半日もすると味が落ちてしまいます。
サラダ菜やサンチュ、レタスなおサラダで食べる野菜も家庭菜園で育てて採れたてを食べたいものです。
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鮮度が命の野菜
体にうれしい健康野菜
最近、栄養や健康効果が注目されています。
青汁の原料で知られるケールの一種である黒キャベツ(カーボロネロ)、栄養価トップクラスのモロヘイヤ、ビタミンCが豊富なゴーヤなど、農薬を使わずに育ててみましょう。
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珍しい野菜
ユニークな形のコールラビ、ボルシチでお馴染みのビーツ、キャベツをそのままピンポン玉くらいにしたような芽キャベツなど、スーパーなどであまり見かけない野菜をつくることもできます。
スイスチャードやカラーピーマンなどは、食卓を明るく賑やかにしてくれます。
ズッキーニ、ロマネスコ、ルッコラ、ファンネル、チコリーなどの西洋野菜も人気があります。
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プランターでも育てられるミニ野菜
小カブやラディッシュなどの小型野菜は、プランターで育てることもできます。
そのほかにも、通常より小型に改良された品種もあり、使い勝手がよく、無駄にすることなく使うことができて便利です。
これらミニ野菜は、栽培期間が比較的短く、初心者にも育てやすいのでおすすめです。
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