南米のアンデス高地の乾燥地が原産のトマトは、多湿を嫌い、野菜の中でも病気の発生の多い作物です。
一般的な露地栽培では、耐病性のある品種を選ぶのがポイントです。
家庭菜園では、甘さを追求した品種よりも、耐病性があって作りやすい品種を選ぶのがよいでしょう。
ホーム桃太郎EX
ホーム桃太郎EXは、従来の作りやすいホーム桃太郎を改良して、さらに作りやすくしたトマトです。
葉かび病、青枯病、萎凋病、半身萎凋病などの復号耐病性をもちます。
また、害虫であるサツマイモネコブ線虫に耐病虫性をもちます。
着果性に優れ、栽培の後半までスタミナがもち、甘くて食味に優れ、家庭菜園に最適の品種です。
CF桃太郎ファイト
CF桃太郎ファイトは、桃太郎シリーズの中でも甘さを追及したトマトです。
桃太郎シリーズ同様に病気にも強く、葉かび病、トマトモザイクウイルス、萎凋病、根腐萎凋病、半身萎凋病、斑点病など、複合耐病性をもちます。
草勢はややおとなしいですが、根の張りが良く、栽培の後半までスタミナがもちます。
サンロード
サンロードは、病気に強く、桃太郎シリーズに比べてやや酸味がありますが、甘くて美味しいトマトです。
復号耐病性をもち、根腐萎凋病、モザイク病、斑点病に抵抗性があり、葉かび病、半身萎凋病、青枯病、かいよう病に耐病性があります。
また、線虫に耐病虫性をもちます。病気に強くて育てやすいため、家庭菜園におすすめの品種です。
マスター2号
マスター2号は、皮が厚くて酸味があり、オレンジ色をした昔ながらのトマトです。
皮が厚いので裂果に強く、雨除けをしなくても育てられます。
トマトモザイクウイルス、萎凋病、斑点病、サツマイモネコブセンチュウに復号耐病虫性をもち、草勢は強く、栽培の後半までスタミナがあり、作りやすい品種です。