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ふつう、トマトの受粉は自然に行われますが、生育の初期で気温の低い時期や、高温の時期には、花が咲いても落ちてしまうことがあります。
また、一段目、二段目の花房はまだ株に力がなく、低温や肥料不足によって花が落ちてしまうことがあります。
さらに、肥料の吸収力の強いトマトは、前作の残肥を考えて元肥を控えめにしても、木ボケ気味になり、花が咲いても落ちてしまうこともあります。
そこで、木ボケや肥料不足の状態になっても確実に着果させるに、トマトトーンによるホルモン処理や、振動受粉を行うと効果的です。
トマトトーンはホームセンターなどで売られており、簡単に手に入ります。
花房の3分の2以上の花が咲いたら、ビニール手袋をした手で、若い芽や蕾にかからないように注意し、トマトトーンを1回だけ噴射します。
蕾にトマトトーンがかかると、空洞果といって、果肉の部分とゼリー状の部分に隙間ができてしまい、食味が落ちてしまいます。
また、トマトトーンが新芽にかかると、葉が縮んでしまって成長が止まってしまいます。
咲いた花にだけにトマトトーンがかかるように注意し、トマトトーンを使用したことを忘れないように印をしておきましょう。
振動受粉は、支柱を軽く叩いて株を振動させ、花粉を飛散させて受粉を促してやります。
Amazon:住友化学園芸 トマトトーンスプレー 420ml
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