野菜の種の選び方

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野菜の種

野菜の種は、様々なメーカーから多数の品種の種が出ています。

品種ごとに良い特徴があり、どの品種が絶対的に一番良いということはありません。

また、季節によって品種を変えることもあります。

園芸店やホームセンターには多くの品種の種が並んでいるけれど、どれを買えば良いだろうか?

結論から言いますと、野菜は適期に種まきすれば大抵はなんでも育ちますから、まずはなんでも大丈夫です。

ただし、場所や地域によって適する品種は違ってきます。

また、野菜を育てる目的、野菜をどう育てたいかによっても、適する品種は違ってきます。

以上のような点を踏まえて、野菜の種の選び方について解説します。

種の袋をチェック

種を買うときには、種の袋をかならずチェックしましょう。

種の袋には、品種の特徴、種まき時期、栽培のポイントなど、重要な情報書かれています。

場所や地域に適した品種を選ぼう

通販で購入した野菜の種

野菜の種は安値でたくさんの種類が販売されており、品種ごとに良い特徴があります。

では、どのような基準で品種を選べば良いのだろうか?

それは、場所や地域に適した品種かどうかです。

なぜなら、場所や地域に合わない品種を選んでも、効率は悪いですし、うまくは育ちません。

せっかく長い時間をかけて野菜を育てるわけですから、やはり最適な品種を選ぶべきです。

そうは言っても、品種の特性を知らないことには、場所や地域に適した品種を選べないものです。

そのために、カタログやネットで調べることはもちろん、周りでうまく育ててる方に品種を聞いてみたり、一年目は「おすすめ」や「育てやすい」と書かれている品種を育ててみるのもひとつの方法です。

YR、CRとは?

YRは、萎黄病に強い抵抗性品種です。

萎黄病とは、白菜やキャベツなど、アブラナ科など多くの野菜に発生する病気です。

CRは、根こぶ病に強い抵抗性品種です。

根こぶ病とは、白菜やカブなど、アブラナ科の野菜の根にこぶができる病気です。

どちらもアブラナ科の野菜の連作が原因となる病気です。

家庭菜園ではどうしてもアブラナ科の野菜が連作になるため、抵抗性品種を選ぶとよいでしょう。

早晩生とは?

作物の栽培期間の長短を基準とした性質で、早生、中生、晩生に分類され、それぞれに特徴があります。

収穫までの日数が短いものを早生、長期間かかるものを晩生、中間のものを中生といいます。

早生よりもさらに短期間でできるものを極早生、中生と晩生の中間のものを中晩生といいます。

白菜を例にあげると、種まきから収穫まで、極早生なら50~60日、早生なら60~70日、晩生なら90日以上かかります。

ペレット種子ってどんな種?

ペレット種子

ペレット種子とは、種子を中心に、天然素材を中心とした粉で球状に成形された種子です。

粒が大きくてまきやすく、発芽が揃いやすいという特徴があります。

ネーキッド種子ってどんな種?

発芽しやすくするために、かたい殻を取り除いて裸状にした種です。

ホウレンソウの殻はとてもかたいので、 殻を取り除くことによって発芽しやすくなります。

種子を保護するために特殊コートを施すこともあります。

F1とは?

異なる系統や品種を人工的に交配して作られた一代限りの優秀な品種のことです。

F1の場合、野菜を育てて種をとっても、次の世代(F2)では同じものにはなりません。

種とりをしたい場合は、同じものができやすい固定種を選びます。

暑さや寒さに強い品種を選ぶ

例えば、ホウレンソウの品種のトライの説明に「低温伸長性にすぐれ、低温期の栽培に適する冬どり本命種」とあります。

このように、暑さや寒さに強い品種があります。

時期によっては、暑さや寒さに強い品種を選ぶことで、効率良く野菜を育てることができます。

とう立ちしにくいを選ぶ

葉や根を食べる野菜は、春の気温の上昇や日長で茎が伸びて蕾ができ、やがて花を咲かせます。

これを「とう立ち」といいます。

とう立ちすると、葉を食べる野菜は葉や茎が硬くなってしまい、根を食べる野菜はスが入ってしまいます。

とう立ちの心配のある野菜を春に栽培するのであれば、とう立ちのしにくい品種を選びます。

※絶対にとう立ちしない品種はありません。

病気に強い(耐病性)を選ぶ

例えば、コカブの品種の「CRもちばな」の説明に「根こぶ病に強く、夏バテ知らずの良質小カブ!」とあります。

このように、病気に強くなるように改良された品種もあります。

もし、病気の発生しやすい場所でしたら、耐病性のある品種を選びます。

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