生育途中のキャベツが割れる!?裂球する原因と対処方法

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割れたキャベツ

キャベツが割れてしまった…。せっかく大切にキャベツを育てても、割れてしまっては台無しです。

意外と知られていないのが、「キャベツは生育の途中で球が割れることがある」ことです。

写真のキャベツはまだいい方で、球がざっくり割れてしまうこともあります。

外形の肥大が追いつかないと割れる

キャベツは、内部からの成長に外形が追いつかないと、せっかく結球しても割れます。

球が割れても、すぐに収穫すれば問題ありませんが、裂球対策を行うことで回避できます。

[原因]

  • 内部の成長に外形の成長が追いつかない。
  • 雨などで水分をたっぷり吸収したあとに晴天が続く。

[対処方法]

  • 耐裂球性や収穫期の幅が広い品種を選ぶ。
  • ある程度(八割)結球したころ、株の周辺の根をスコップなどで切る(成長を緩め、裂球を遅らせる)。
  • 外葉を何枚か取り除く(成長を緩め、裂球を遅らせる)。

トウ立ちによって割れる

キャベツは春先に裂球して茎を伸ばし、やがて花を咲かせます。

この茎が伸びることをトウ立ちといって、一定の大きさに成長してから低温に一定期間あたると、花芽が形成されて茎が伸びます。

[原因]

  • 春まき、または秋まきで結球してから畑に長く置いている。

[対処方法]

  • 春まきや秋まきでは、畑に長く置いておくとトウ立ちするので、早めに収穫する。
  • トウ立ちしにくい品種を選ぶ。
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