スーパーで売られているイチゴは日持ちするけれど、自分で栽培して収穫したイチゴはすぐに傷んでしまう・・・。
こういった経験はありませんか?
「スーパーで買ったイチゴはなんで日持ちするの?」
「何か処理してるの?」
疑問に思ったことはありませんか?
「スーパーで売られているイチゴには添加物が使われているのでは!?」
じつは、生鮮品の添加物の使用は許可されていません。
よって、イチゴに添加物を使用して日持ちさせているということは、本来はありえません。
では、「なぜ、スーパーで買ったイチゴは日持ちするの?」ですが、薄皮でも破れにくく(傷みにくい)、発色が良くて甘い品種の開発が進められているからです。
農家ではハウスや温室でイチゴを育てるため、育てやすさよりも市場性を優先した品種の栽培を行うことができます。
また、イチゴは高い温度ですぐに傷んでしまうため、農家では収穫後にすぐに冷蔵庫に入れるどして、収穫後の温度管理や実の扱いに細心の注意を払って管理しています。
農家では改良された市場性の高い品種が使用し、収穫したイチゴの実は細心の注意を払って扱われ、傷むことなく店頭に並びます。
家庭菜園でのイチゴの露地栽培では、市場性を優先した品種の栽培は難しく、育てやすさを優先すると、実がやわらかくて傷みやすい品種がほとんどです。
また、露地栽培では実に土が付きやすく、持ち帰って洗いますが、これも傷みが早くなる原因です。
実を傷めないようにするには、実に土が付かないようにマルチを使用して栽培し、収穫は気温の低い早朝に行い、持ち帰ったら洗わずにすぐに冷蔵庫に入れて保存します。
[収穫したイチゴがすぐに傷んでしまう原因]
- 皮が薄く、実が柔らかい品種は傷みやすい。
- 収穫後に温度が高いと傷みやすい(3~5℃が適温)。
- 洗うと傷みやすい。
- 実を重さねると傷みやすい。
もし、収穫した実に土が付いていたら、洗ってすぐに食べましょう。