雑草!この厄介な存在。
雑草はいやいや抜いている人も多いのではないでしょうか。
ですが、雑草は、いろいろなことを教えてくれるのです。
たとえばスギナ。スギナが出ている量が多ければ、土壌が酸性に傾いている可能性があります。
スベリヒユが多い年は、日照りだということがわかります。
カマキリが高い位置に卵を生む場合は、水害があるなど、そういった草むしり周りからも知ることがたくさんあるのです。
ぜひ前向きに雑草と向き合ってみましょう。
雑草を食べることもできます
ツクシは食べられることが有名ですよね。
ですが、スギナも若いうちなら食べられます
スベリヒユも湯がいておひたしにするなど、かつお節をかけて食べるとオイシイです。
少しぬるっとしますが、ハコベ、ツユクサ、カラスノエンドウなど、食べられるものがたくさんあります。
美味しければ流通しているので、味は、まあまあです。
雑草は一株で数万の実をつける
雑草は、一株で数万の実をつけるのです。
ですので、見つけたら小さいうちに抜いておくのがおすすめです。
根っこからとらないと、すぐに復活してしまいます。
キュウリのわき芽の刈り取り
キュウリのわき芽の刈り取りなどは、ハサミを使わずに手で刈ったほうがいいです。
もし病気を持っていたら、ハサミを介して移ってしまうからです。
手でも簡単に摘めますので、手で摘み取りましょう。
やっかいなてんとう虫ダマシ
てんとう虫のように見える、テントウ虫ダマシという害虫がいます。
大ニジュウヤホシといいます。
葉っぱを食べられてしまいます。葉っぱの裏に卵を産み付けて、ほうっておくと大発生してしまいます。ナスもじゃがいもも、丸裸にされてしまいます。
手で潰しましょう。こうして虫に慣れていくといいでしょう。
テントウ虫ダマシはテントウ虫にそっくりですが、全く違います。
細かい毛が生えているので、ツヤがありません。
ジャガイモのシーズンが終わると、ナスやトマトに移動して、野菜や雑草など、冬野菜の根っこで越冬します。
テントウ虫は益虫
テントウ虫は、私達の味方です。
赤色のナナホシテントウは、アブラムシを食べてくれます。
黒いテントウ虫も、アブラムシを食べてくれます。
黄色のテントウ虫は、うどん粉病の菌を食べてくれます。
雑草の根っこはしっかりと取り除きましょう
雑草の根っこを放置すると、またすぐに茂ってきますので、ちゃんと取り除きましょう。
土を耕すことが一番重要です。時間をかけて丁寧にゆっくりとしっかりとたがやしましょう。
空気をしっかり混ぜてやることが大事です。根の育ちを良くするために、大きな石などはちゃんと取り除きましょう。
苗を植えるときは、深すぎず浅すぎず植えましょう。
苗をしっかりと植えて、最初の時期の手入れが大事です。
しっかりと根が張るまで茎がしっかりするまでこまめに水やりして雑草を抜いて、世話をすることが大事です。
支柱は早めに立てて、ツルが成長する前に支柱を立てましょう。
横や下に伸び出すと、なかなか修正することが難しいからです。
実がなりだすと程よいところで実を取り、収穫を祝いましょう。
伸びすぎていきすぎるツルや先っちょを程よいところで止めましょう。
ここでも、雑草だけでなく、伸びすぎたさきっちょを程よいところで切断して、程々にキープすることが重要です。これによって、実がしっかりと成長することになります。
雑草からたくさん学ぼう
雑草取りは面倒だと思っている人もいるかもしれません。
確かに腰を痛める可能性もあり、やっかいなことなのですが、その分、しっかり知識を持って雑草取りに取り組むと、それなりに得るものがあるのです。
(文/渡邉ハム太郎)