家庭菜園コラム

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体を温める冬の野菜

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野菜によって、体を温めてくれるものもあれば、冷やしてしまうものもあります。

土の中でできる野菜、つまり根菜類など、冬が旬のにんじん、ごぼう、しょうがなどは体を温めてくれる効果があります。

しょうがなどはよく知られていますね。

反対に、夏が旬の夏野菜は、トマト、なす、きゅうり、レタスなど、生で食べられるモノなどが多いのが特徴です。

そして、南のほうが原産だったりします。

夏は体を冷やす野菜、冬は体を温める食材が旬であるのが自然の恵みです。

旬のものは体によく、健康にいいため、積極的に取り入れたいところです。

さて、根野菜にはなぜ体を温める効果があるのでしょうか。

それは、水分が少ないからです。

ビタミンCやビタミンE、鉄などをはじめとするミネラルも多く含んでいます。

ビタミンEには、血行を促進する作用があります。

ミネラルはタンパク質が体の中で活用されるのに必要です。

タンパク質は筋肉や血液を作ってくれるので、体温の維持に一役買います。

また、根菜類はスープやシチュー、煮物などにして食べることも多いため、体を温めてくれるのを手助けしてくれるのです。

根菜で体を温めよう

根菜は体を温めるものが多いのですが、ただし、固いものが多いのが特徴です。

煮込み野菜やスープなどにして食べると良いでしょう。

温かい料理が適しています。

ただし、糖質が多いため、食べ過ぎには気をつけましょう。

ごぼうは食物繊維が豊富です

ごぼうは、100gあたり5.7gも食物繊維を含んでいます。

便秘を解消してくれて、腸内の善玉菌を増やしてくれます。

腸からの糖分の吸収を緩やかにしてくれます。

また、ビタミンB群やビタミンKなどを合成します。

血糖値の上昇を抑制し、糖尿病を予防してくれたり、体内の老廃物や塩分などを排出し、大腸がんを予防するなど、さまざまな働きを持っています。

にんじんは抗酸化力の王様!

βカロテンという抗酸化力の強い栄養素が豊富に含まれているのが人参です。

免疫を機能させ、風邪などを予防してくれるほか、美肌などにも効果があります。

食物繊維、鉄分、カルシウムの他、リンやカリウムなども豊富に含まれた、バランスの良い野菜です。

生で食べるよりも、油で調理するほうがβカロテンの吸収がアップしますので、油で調理することをオススメします。

しょうがは、とくに体を温めてくれる

体を温めてくれる冬の野菜の中でも、しょうがは特に体を温めてくれます。

ショウガオールという成分が、多く含まれているからです。

ショウガオールやジンゲロール、ジンゲロンなどがしょうがには含まれています。

ショウガオールは胃腸の血行を良くして、胃腸など体の中心から温めてくれます。

ジンゲロールは殺菌作用があります。

リパーゼは脂肪を分解してくれる酵素なのですが、ジンゲロールはリパーゼを活性化してくれますので、脂肪の燃焼にも役立ちます。

かぶは七草粥のうちのひとつ

かぶは七草粥のひとつです。

白い部分が淡色野菜、葉は緑黄色野菜に分類されます。

根の部分はビタミンCや酵素を含んでいます。

生食が効果的です。

酵素のジアスターゼが、消化吸収を助けてくれます。

胃腸を整えてくれるのです。

葉の部分は、カロチン、ビタミンC、食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄などを多く含んでいます。

冬の野菜で体を温めよう

冬の野菜は寒い季節に身がギュッと締まって、栄養が閉じ込められています。

それを調理するのは、スープや煮物などの温かい食べ物です。

熱を加えることで壊れてしまう栄養素もありますが、基本的に根菜は温めて食べるといいでしょう。

根菜をたくさん食べて、冬を乗り切りましょう。

(文/渡邉ハム太郎)

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