野菜づくりを成功させるには、よい土をつくることが大切ですが、そのほかにも守らなくてはならないポイントがあります。
土づくりを丁寧に行う
野菜づくりの基本は土づくりにあります。
野菜を育てる場所の土が粘土質だと、水はけと通気性が悪く、根腐れを起こしたりします。
ふかふかとした有機質がたっぷり含まれている土は、通気性がよく、水はけ、水もちもよく、野菜が元気に育ちます。
じゅうぶんな栄養分も必要で、土壌の酸度が中和されている必要もあります。
石灰類を使用して酸度を調整し、堆肥や肥料は質のよいものを使用しましょう。
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土づくり
日当たりがよく風通しのよい場所で育てる
日光は野菜の生育にかならず必要です。
ミョウガやミツバなど日当たりが悪くても育つ野菜がありますが、多くの野菜は日当たりのよい場所を好みます。
日光がじゅうぶんにあたらないと、ひょろひょろと軟弱になってしまい、病気や害虫に弱くなってしまいます。
また、風通しが悪い場所は湿気がたまりやすく、病害虫の発生の原因になります。
日当たりがじゅうぶんにあり、風通しのよい場所で育てましょう。
病気に強い品種を選ぶ
野菜の品種を選ぶとき、抵抗性や耐病性をつけた品種からはじめるのがおすすめです。
また、トマトやナスなど連作障害の出やすい野菜は、接ぎ木苗を選ぶと予防できます。
種まき適期をかならず守る
種まきや苗の植えつけ時期は、野菜の種類や品種ごとに決まっています。
寒さに弱い夏野菜の苗を早く植えてしまうと、遅霜の被害にあって弱ってしまいます。
キャベツや白菜などは、種まきが遅れると結球しません。
野菜の性質を知り、適した時期に育てましょう。
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野菜は適期に栽培しよう
よく観察し、こまめに手をかける
種をまいて放っておいては、野菜は育ちません。
野菜を健康に育てるためには、こまめに手をかけ、よく観察することです。
混み合えば間引きを行って風通しをよくし、ツルが伸びれば誘引し、適期に追肥を行い、適期に収穫します。
よく観察することで病害虫の発生を早期に発見でき、被害を最小限にとどめることができます。