タアサイの育て方とコツ|葉が花のように広がる中国野菜

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タアサイ

(緑の花が咲いてるように見える)

艶のある濃い緑色で、長い葉柄の先にやや縮のある厚い葉をつけ、独特の形をした中国野菜のタアサイ。

原産は中国で、古くに日本に導入され、「如月菜(きさらぎな)」の名で栽培されていましたが、日中国交回復をきっかけに、タアサイの名で全国的に普及するようになりました。

見かけよりも繊維質が少なく、味にアクやクセ、青臭さがなく、中国料理との相性が抜群で、どんな料理にも使える万能野菜です。

耐寒性が強く、気温が下がると葉を地面にはりつくように広げて大きくなり、寒くなっても収穫できるので、葉物野菜の少ない冬に重宝します。

タアサイの栄養

中国野菜で、栄養価の高い緑黄色野菜です。

とくに、カロテン、ビタミンB1、B2、C、カリウム、カルシウムが多く含まれます。

旬は晩秋から冬で、霜にあたると甘みが増して、もっともおいしくなります。

見かけよりも繊維質が少なく、味にクセがないので、炒め物、煮物、スープ、おひたしなど、どんな料理にも使える万能野菜です。

タアサイの育て方

アブラナ科アブラナ属に分類される葉物野菜で、白菜の仲間です。

秋まきでは葉が地面を這うように育ち、緑の花が咲いたように葉が広がり、独特の形の大株に育ちます。

春と秋に栽培できますが、春まきではトウ立ちしやすく、病害虫も多くなるので、まずは秋まきで育ててみましょう。

栽培の概要

生育温度 15~25℃。
連作障害 あり。1年以上あける。
育てやすい品種 緑彩2号など。
元肥 苦土石灰と元肥を入れる。
種まき時期 春まき:3月下旬~5月。
秋まき:8月下旬~10月中旬
種まき方法 畝幅:90cm。
黒マルチ:あり(なくても良い)。
株間:2列、25cm~30cm間隔で4~5粒ずつ。
栽培中の管理 害虫対策:ビニールや寒冷紗でトンネルする。
間引き:最終的に一カ所1本にする。
追肥:間引きの後に追肥を行う。
寒さ対策:12月になったら寒冷紗で覆う。
収穫 株が25~30cmくらいになったら。
病害虫 害虫:アブラムシ、ヨトウムシ、アオムシ、コナガなど。

栽培のポイント

  • 秋まきが育てやすい。
  • 連作をしない。
  • 酸性に傾いた土壌では苦土石灰をまいてよく耕す。
  • 種をまいたら防虫ネットや寒冷紗でトンネルして防虫する。
  • 追肥は窒素成分の少ない肥料を与える。
  • 12月になったら寒冷紗で覆って防寒する。

栽培時期

タアサイの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

春まきと秋まきができますが、春まきはトウ立ちしやすいので、秋まき栽培が簡単です。

まずは秋まきで育ててみてください。

畑の準備

タアサイは連作を嫌います。タアサイを含むアブラナ科の野菜を1年以上は育てていない場所を選びます。

また、タアサイは酸性の土壌を嫌うので、酸性に傾いた土壌ではかならず石灰を施し、よく耕しておきます。

種まきの2週間前に、苦土石灰をまいてよく耕し、種まきの1週間前に、堆肥と化成肥料を施してよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

黒マルチは、雑草の抑制や、地温を上げる効果に期待できます。

種まき

タアサイの種まき

種まきは春と秋にできますが、秋まきがつくりやすく、霜にあたると甘みが増しておいしくなります。

秋まきでは、葉が大きく広がるので、25cm~30cm間隔で2列になるように、一カ所に4~5粒ずつ種をまきます。

種をまいた後は、薄く土を被せて種を隠し、水をたっぷり与えます。

害虫対策

タアサイの害虫対策

タアサイはアブラナ科で、アブラムシ、ヨトウムシ、アオムシ、コナガなどの害虫がつきやすい野菜です。

種をまいたら、害虫を防ぐために防虫ネットや寒冷紗でトンネルし、裾に土を被せて隙間がないようにします。

アブラムシは見つけしだい取り除きます。

間引き

間引き時期のタアサイ

発芽後、本葉が1枚のとき、生育の悪い株を選んで間引きます。

本葉が2~3枚のときに間引き、最終的に本葉5枚で1本になるように間引きます。

間引き1回目:本葉が1枚のとき。
間引き2回目:本葉が2~3枚のとき。
間引き3回目:本葉5枚のときに1本にする。

追肥

最後の間引きの後、株のまわりに化成肥料を施します。

窒素成分の多い肥料を施すと寒さに弱くなるので、窒素よりもリン酸やカリ成分の多い肥料を与えましょう。

寒さ対策

タアサイは耐寒性が極めて強い野菜ですが、1月~2月の厳寒期は霜害が発生する恐れがあります。

12月になったら寒冷紗で覆って寒さや寒風から防ぎます。

トウ立ちする2月末くらいまで収穫でき、良質のものがとれます。

収穫

収穫時期のタアサイ

秋まきでは、種まきから2カ月(50日~60日)くらいから収穫を始められます。

株が25~30cmくらいになったら、必要に応じて株元をハサミなどで切り取って収穫します。

大きくなったものから順次収穫していきましょう。

  • 混み合ったところから間引くように収穫する。
  • 大きくなったものから収穫する。

必要に応じて順次収穫できますが、寒さにあたるほどやわらかく、甘みが増しておいしくなります。

耐寒性が強い方ですが、1月~2月の厳寒期は寒冷紗などを被せて防寒したほうが良質のものが収穫できます。

収穫したタアサイ

病害虫

アブラムシ、ヨトウムシ、アオムシ、コナガなどの害虫が発生します。

種まきをしたらすぐに防虫ネットでトンネルして予防し、見つけたら早めに取り除きます。

かき取って長く収穫

一般的には大きく育てて株ごと収穫しますが、外葉から少しずつかき取って長く楽しむこともできます。

葉の大きさが直径20cmほどになったら下葉からかき取って収穫します。

葉をとりすぎると生育が悪くなるので、注意しましょう。

苗をつくる場合

タアサイは移植に強いので、苗をつくってから畑に植えることができます。

トレーやプランターなどに種を筋(すじ)まきやばらまきし、間引きして苗を作ると簡単です。

密に栽培

密に栽培したタアサイ

秋まきでは、株間を広くとって大株に育てるのが一般的ですが、小松菜のように条(すじ)まきして、間引きながら密に育てると、横に広がらずに立ち性に育ちます。

春まきはトウ立ちに注意

3月下旬~5月の春に種をまくと40~45日で収穫になりますが、トウ立ちしやすいので、小さいうちにいっせいに収穫するか、時期をずらして数回に分けて栽培しましょう。

アクが少ない

アクが少ないタアサイ

見かけよりも繊維質が少なく、味にクセがないので、炒め物、煮物、スープ、おひたしなど、どんな料理にも使える万能野菜です。

ただし、繊維がやわらかいので、加熱しすぎないように注意してください。

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