プランターで野菜をつくってみよう!

野菜は、畑がなくても、広い庭がなくても、プランターひとつあればつくれます。さっそく野菜を育ててみませんか?

準備しよう

肥料の種類と特徴を知りましょう

投稿日:2017年2月28日 更新日:

肥料

限られた量の土で野菜を育てるプランター菜園では、土が乾きやすいためにひんぱんに水やりをすることもあり、栄養分が不足しがちになります。

おいしい野菜を収穫するためには、土の中のわずかな養分だけでは足りないので、じゅうぶんな肥料を補ってあげることも重要です。

肥料の要素の働き

野菜の生育に必要な栄養素はいくつもありますが、もっとも必要な栄養素が、N、P、Kとよばれるものです。

N:窒素、P:リン酸、K:カリウムのことで、それぞれ野菜の違う部位に作用します。

[窒素(N)]
葉肥とも呼ばれ、葉や茎を育てる成分です。
少なければ葉の色が薄くなり、多すぎると株が軟弱なります。
水に流されやすいので、土の中に長く留まりません。

[リン(P)]
花や実を育てる成分です。
不足すると根もひ弱になるので、根もの野菜にも大切です。
水に流されにくく、土の粒に吸着されやいです。

[カリウム(K)]
根肥とも呼ばれ、根を育てる成分です。
病気への抵抗力をつける作用もあります。
土の中に多くあるので、不足することはあまりありません。

有機肥料と化成肥料の利点

肥料は形状や効果が出る速さ、原料などによっても分けられます。たくさんの種類があり、効き目もさまざまです。

堆肥(たいひ)や腐葉土(ふようど)は基本的に生物由来の有機肥料で、栄養分の補給とよい土づくりに適します。

ただし、栄養はすぐに吸収されず、土の中で時間をかけて微生物に分解されてから吸収されます。

野菜への養分補給としては効率が低いこともあり、土をよくする元肥として扱われます。

化成肥料は、直物が栄養を吸収しやすいように科学的につくられた肥料で、与えるタイミングや量を調整しやすいのが特徴です。

無機質が主に原料でしたが、有機物を合成することも可能になり、速効性と緩効性があります。

肥料の与え方もそれぞれなので、適したものを選びましょう。

肥料の8-8-8ってなに?

肥料の袋に書かれている○-○-○の数字は、肥料の三大要素といって、野菜の生育にもっとも必要な窒素(N)-リン(P)-カリウム(K)の含有量(パーセンテージ)を示しています。

8-8-8なら、肥料1kg中に窒素80g(8%)、りん80g(8%)、カリウム80g(8%)が含まれています。

効き目の強い14-14-14などの高度化成肥料もありますが、初心者は、8-8-8が使いやすいでしょう。

肥料はいつ与える?

培養土に含まれる肥料分は野菜の成長とともに消費されて不足してくるので、生育中に栄養分を補給する必要があります。

肥料にはいろいろな形状や種類のものがあり、与え方には、あらかじめ土の中に混ぜておく元肥と、生育途中に与える追肥、収穫したあとなどに与えるお礼肥の三種類があります。

適量の肥料を適期に与えることが、野菜づくりを成功させるコツです。

元肥(もとごえ)

種まきや植えつけの前にあらかじめ土に混ぜておく肥料のことを元肥といいます。

長くゆっくり効く、有機肥料や緩効性(かんこうせい)の肥料がおすすめです。

元肥入りの市販の培養土を使えば、元肥を新たに入れる必要はありません。

追肥(ついひ)

種まきや苗の植えつけのあと、野菜の成長過程で与える肥料のことを追肥といいます。

長期間栽培が必要な実もの野菜や、結球する大型の葉もの野菜には欠かせない作業です。

化成肥料といって、粒状の固形肥料を土の上にまいたり、液体の液肥を水で薄めたものを与えます。

緩効性(かんこうせい)の肥料がおすすめです。

基本的には、間引きのあとなど、成長に合わせて施していきます。

追肥のタイミングやペース、与える量は野菜の種類によって異なりますので、必ず確認しましょう。

お礼肥(おれいごえ)

たくさん収穫したあとや、枝を切り戻しをしたあとなど、株を回復させて再び収穫を楽しめるように肥料を施します。

速効性の肥料がおすすめです。

肥料焼けに注意しましょう

プランター菜園では肥料濃度が高くなりすぎて野菜の根が傷む、肥料焼けに注意します。

緩効性肥料や液体肥料なら安心です。

[緩効性肥料]
肥料の効き方がゆっくりで、一定期間効果が長続きする肥料のことをいいます。

[液体肥料]
水に薄めて、水やりといっしょに与えます。
すぐに根から吸収されるので、追肥に最適です。

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