プランターの土を何回もそのまま使っていると、野菜がうまく育たなくなることがあります。
原因は、土の中に害虫や病原菌が増え、野菜の生育をさまたげているからです。
これを連作障害といって、病気にかかりやすくなったり、害虫が発生しやすくなります。
畑の場合、土を入れ替えられないため、同じ科の野菜を同じ場所でつくり続けないように注意します。
プランターで野菜を育てる場合は、新しい培養土に取り替える場合は問題ありません。
ただし、土を再利用する場合は注意が必要です。
野菜によって、作り続けられる年数が違い、連作障害の出にくい野菜もあります。
一般的に、ナス科、ウリ科、マメ科の野菜は、連作障害が出やすいので、トマトを作った翌年に同じ土でナスを作るというように、同じナスカの野菜を作るのを避けます。
同じ土で栽培する種類を変えていくことを心がけましょう。
なお、夏に天日干しして、太陽熱を利用して殺菌すれば防げます。
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使い終わった土は捨てずに再利用しよう
[連作障害の出やすい野菜]
エンドウ、ソラマメ、スイカ、メロン、トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、ゴボウなど。
[連作障害の出にくい野菜]
モロヘイヤ、人参、ゴーヤ、サツマイモ、カボチャ、小松菜、ホウレンソウ、タマネギ、ネギ、シュンギク、ニンニク、ラディッシュなど。
[1年は休む]
小松菜、ホウレンソウ、小カブ、ゴーヤ、キャベツ、ブロッコリー、シュンギク、レタスなど。
[2年は休む]
ジャガイモ、キュウリ、インゲン、枝豆、落花生、白菜、イチゴなど。
[3年は休む]
トマト、ピーマン、トウガラシ、メロン、ソラマメ、カリフラワーなど。
[4~5年は休む]
ナス、スイカ、エンドウ、ゴボウなど。