「分けつしないネギ（長ネギ）」と「分けつするネギ（葉ネギ）」は品種で分かれる

ネギは大きく「分けつ（ぶんけつ）しにくい」長ネギ（一本ネギ・根深ネギ）と、「分けつする」ネギ（葉ネギ）に分かれます。

これらは品種による特徴であり、栽培方法や栽培時期も異なります。

分けつしないネギ（一本ネギ・根深ネギ）

土寄せを繰り返して長く太く育てます。軟白部が長いネギになります。

軟白部の白さと艶が良く、辛みが少なくて食味が抜群に良いです。生育は旺盛で、伸びと太さに優れ、耐病性もあり、とても育てやすい長ネギの品種です。

外観や食味が良く、関東地方で広く作られている長ネギです。生育も旺盛で作りやすい品種です。

下仁田ネギ特有の甘みと風味があり、肉質はとても柔らかく、鍋や煮物に最適です。軟白部は純白の短太で、下仁田系の品種の中でも耐病性が特に強くて育てやすい品種です。

土寄せはあまり行わず、株分けをして育てていきます。軟白部は短く、葉も利用します。

京都特産の分けつ力が旺盛な葉ネギです。葉は色が濃くて肉厚で先まで軟らかく、香りも良くて品質上々な葉ネギの代表品種です。中～大ネギの利用に適します。

分けつ力が旺盛で収量が多く、とう立ちの心配も少ない葉ネギです。育てやすいので家庭菜園に適しています。

軟白部が鮮やかな赤色になる葉ネギです。葉も軟白部も柔らかくて甘みが強く、食味の良い品種です。