モロヘイヤの育て方とコツ|「早まきしない」ことに気をつけるだけ

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モロヘイヤ

(「王家の野菜」が語源のモロヘイヤ)

エジプトが原産といわれるモロヘイヤは、砂漠地帯でも生育する貴重な野菜ですが、意外にもそのモロヘイヤの生育条件が日本の夏の高温多湿に合い、栽培がとても簡単です。そのうえ、栄養価の高さが認知され、またたく間に人気野菜の地位を確立しました。

その栄養価の高さは、モロヘイヤのスープがエジプトの王様の病気をも治したといわれ、モロヘイヤはアラビア語で「王家の野菜」を意味します。

野菜の中でトップクラスのカロテンの含有量を誇り、他にもカルシウムやビタミンなどを豊富に含みます。体にとてもよい野菜とされています。

栽培では、病害虫の心配があまりなく、丈夫で作りやすい野菜です。ただし、熟した種子や硬くなった茎には毒があるので、誤って食べないように注意が必要です。

モロヘイヤの栄養

モロヘイヤのおひたし

(モロヘイヤのおひたし)

カロテン、ビタミンB群、C、E、カルシウム、鉄、ムチンなど、ビタミン類やミネラル類が豊富で、栄養価の高い健康野菜です。

葉をきざむと出るぬめりの成分はムチンといって、胃腸などの粘膜を保護し、腎臓や肝臓の機能を高める働きがあります。

モロヘイヤの品種

品種として成立したものはありません。

モロヘイヤの育て方

モロヘイヤは高温性で、低温や霜に極めて弱い作物です。十分に暖かくなってから種まきを行います。

害虫や病気の心配があまりなく、丈夫で、初心者にもつくりやすい野菜です。

概要

[生育温度]

生育適温は25~30℃。高温性で暑さと乾燥に強い。

[おすすめの品種]

モロヘイヤ1品種のみ。

[連作障害]

なし。連作が可能。

[元肥]

酸性に傾いた土壌では苦土石灰をよく施す。元肥も入れる。

[種まき時期(苗作り)]

4月下旬~6月中旬。

[苗の植え付け時期]

苗の本葉が5~6枚になったころ。

[苗の植え付け方法]

畝幅:90cm。
黒マルチ:有効。
株間:2列、30cm~40cm。

[栽培中の管理]

摘芯:背丈が30cmくらいになったころ。
害虫対策:とくに必要ない。
追肥:苗の植え付け後20日くらいから、2週間おき。

[収穫時期]

背丈が50cmを超えたころから、芽先の柔らかい部分(15cmくらい)を摘み取って収穫する。

[病害虫]

害虫:コガネムシ、ハダニ類など。
病気:あまりない。

ポイントまとめ

  • 種まきは十分に暖かくなってから行う。
  • 背丈が30cmくらいになったころに摘芯する。
  • 芽先の柔らかい部分(15cmくらい)を摘み取って収穫する。
  • 熟した種子や硬い茎には毒があるので、食べないように注意する。

栽培時期

モロヘイヤの栽培時期

モロヘイヤは高温性で暑さを好み、寒さや霜には弱いため、気温が十分に上がってから栽培します。

※地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

苗を作る

4月下旬にポットやセルトレイに種をまいて苗をつくります。

9cm(3号)ポットに用土を8分目~9分目まで入れ、数粒(10粒ほど)の種をまき、土を薄く被せて手のひらで軽く鎮圧し、水をたっぷりやります。

本葉1~2枚のときに生育の悪い株を間引きして2~7本を残し、本葉が5~6枚になるまで育てます。

購入したモロヘイヤの苗

(購入したモロヘイヤの苗)

セルトレイでつくったモロヘイヤの苗

(セルトレイでつくったモロヘイヤの苗)

畑の準備をする

モロヘイヤは連作障害が出にくい作物ですので、同じ場所でつくり続けることも可能です。ただし、酸性の土壌を嫌いますので、酸性に傾いた土壌では苦土石灰を施してよく耕しておきます。

苗の植え付けの2週間前に、苦土石灰をまいてよく耕します。1週間前に、堆肥と化成肥料を施してよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

苗を植え付ける

苗の本葉が5~6枚になったころに畝に植え付けます。90cm幅の畝に2列とし、株間を30cm~40cmとします。

植え方は、植え付け位置にポットと同じくらいの植え穴を掘り、水をたっぷり入れて引くのを待ち、ポットから根鉢を崩さないように苗を取り出して浅めに植えます。植え付けたらまわりの土を株元に寄せて株元を軽く押さえて安定させ、たっぷりと水をやります。

[植え付け手順]

  1. 植え付け位置に根鉢と同じ大きさの植え穴を掘る(マルチ穴あけ器やスコップを使用する)。
  2. 植え穴にたっぷり潅水して引くのを待つ。
  3. ポットから丁寧に苗を取り出して植え穴に浅く植える。
  4. 株元に土を寄せて軽く押さえて安定させる。
  5. たっぷり水をやる。

モロヘイヤの苗を植え付けたところ

追肥をする

苗の植え付け後20日くらいから、2週間おきに株間か株のまわりに化成肥料を施します。

摘芯(ピンチ)する

背丈が30cmくらいになったころ、芽先を摘み取って摘芯します。摘芯することにより、脇芽の発生が促され、収量が増えます。

収穫する

収穫しているモロヘイヤ

背丈が50cmを超えたころから、芽先の柔らかい部分(15cmくらい)を摘み取って収穫します。脇芽が次々伸びてきますので、数日おきに収穫します。

収穫したモロヘイヤの葉

モロヘイヤには毒性がある

モロヘイヤの熟した種子や硬い茎には強心作用のあるストロファンチジンという毒性があります。誤って食べないように注意してください。

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