ミズナの育て方とコツ|大きく育てれば1株が4~6kgにもなる!

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ミズナ

ミズナは関西地方で古くから利用されてきた京都の伝統野菜で、関東地方では京菜(キョウナ)とも呼ばれ、最近は普通に見かけるようになりました。

葉はすらりと細長く、深いギザギザの切れ込みがあるのが特徴で、アクやクセがなく、ハリハリ鍋には欠かせない野菜で、サラダや漬物としても利用されます。

京都の壬生(みぶ)付近を原産とする壬生菜(ミブナ)は、ミズナの変種で、葉に切れ込みがなく、こちらも代表的な京野菜のひとつです。

種まきから1~2カ月程度のやわらかいうちにサラダに、大きく育てれば1株が4~6kgにもなります。

肥料を使わず、畝間に水を引き入れていたことからミズナと名前がついたといわれ、名前のとおり水を好み、乾燥を嫌います。

寒さ暑さに強く、比較的病害虫も少なく、乾燥に気を付ければ、手軽に楽しめる冬場の京野菜です。

ミズナの栄養

ミズナはカロテンとビタミンCが多く、さらにカルシウムや鉄などのミネラル類、食物繊維も豊富に含みます。

豊富に含まれているビタミンCは、煮ると半分以下に減ってしまうので、サラダなどで食べるといいでしょう。

非常にバランスのとれた緑黄色野菜で、味にアクやクセがなく、サラダはもちろん、鍋でも独特のシャキシャキ感を楽しめます。

ミズナの育て方

ミズナ

ミズナは涼しい気候を好み、寒さに強く、暑さにも強いので、周年栽培ができますが、夏の高温期は難しく、病害虫も発生しやすいので、避けた方がよいでしょう。

春まきは、日が高くなったり、気温が高くなるとトウ立ちしやすくなるので、秋まきが作りやすくておすすめです。

名前のとおり水を好み、乾燥に弱いので、乾燥する時期は水やりをすると旺盛に育ちます。

概要

生育温度 15~25℃。
土壌酸度 6.0~6.5。
連作障害 あり。1年以上あける。
育てやすい品種 京みぞれ(早生)、千筋京水菜(晩生)など。
元肥 苦土石灰と元肥を入れる。
種まき時期 春と秋。
種まき方法 畝幅:90cm。
マルチ:しなくてもいいが、した方が管理が楽に行え、防寒対策にもなる。
種まき方法:条(すじ)まき。
条間:20cm。
栽培中の管理 害虫対策:防虫ネットでトンネルした方が安心。
間引き:本葉3~4枚ごろまでに株間を10cmに間引く。
追肥:秋まきでは、背丈が15cmくらいになったころ。
収穫 葉が25cm以上になったころから。

ポイント

  • 連作しない。
  • 秋まきが育てやすい。
  • 防虫ネットでトンネルして害虫対策を防除する。
  • 成長に合わせて間引きを行う。
  • 冬の気温の低い時期はビニールでトンネルする。

栽培時期

ミズナの栽培時期

※地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

育てやすい品種

京みぞれ(早生)、千筋京水菜(晩生)など。

畑の準備

畝

ミズナは連作を嫌うので、1年以上あけます。

種まきの2週間前に苦土石灰をまいて耕し、1週間前になったら堆肥と化成肥料を施してよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

黒マルチは、雑草の抑制や、保湿や地温を上げる効果に期待できます。

種まき

種まき

マルチを20cm間隔ですじ状にカットし、切り込みに支柱などを押し当てて浅い溝を作ります。

溝に5cm間隔くらいで種をまき、薄く(1cm以下)土を被せて軽く鎮圧し、水をたっぷりやります。

害虫対策

防虫ネットトンネル

ミズナはアブラナ科で、コナガなどのイモムシの食害を受けやすいので、防虫ネットでトンネルすると安心です。

発芽するとすぐに葉に卵を産み付けられるので、種まきを終えたらすぐにトンネルしましょう。

間引き

間引き時期

発芽して本葉が出始めたら、込み合わないように間引き、本葉3~4枚までに株間10cmくらいにします。

込みすぎると徒長するので注意します。

追肥

栽培中のミズナ

秋まきでは生育期間が長いので、背丈が15cmくらいになったころに化成肥料で追肥します。

収穫

収穫適期のミズナ

葉が25cm以上になったら収穫を始めます。

秋まきでは間引くように間を抜いて収穫し、残りを大株にします。

収穫したミズナ

病害虫

ミズナはアブラナ科で、アブラムシ、アオムシ、ヨトウムシ、コナガなどの害虫がつきます。

防虫ネットでトンネルして予防し、害虫を見つけたら早めに取り除きます。

病気では、根こぶ病、白さび病、ベと病などが出ます。

連作を避け、病気に強い品種を使用します。

春まきはトウ立ちに注意

春まきでは、トウ立ちが早くなるので、小株のうちに早めに収穫します。

また、アブラナ科特有の黄色い花が咲くので、蕾のうちに摘み取って菜の花として利用できます。

苗を作る場合

ミズナは移植に強いので、苗を多めに作っておき、後作に植えると便利です。

トレーやプランターなどに種を筋(すじ)まきやばらまきし、間引きして苗を作ると簡単です。

家庭菜園では早生種がおすすめ

大株に育てるには長い期間がかかるため、家庭菜園では早く大きくなる「京みぞれ」などの早生種を選び、小株で収穫するのが便利でおすすめです。

大株にするには

大株に育てるには、生育期間の長い「千筋京水菜」などの晩生種を選びます。

大株に育てるには、条間30cm、株間を20~30cmとり、3~4粒ずつ点まきにします。

本葉が2枚展開したころ、生育の悪いものを間引いて一カ所1~2本にします。

芽が出なかったところ(欠株)は、丁寧に間引いた株で補充できます。

防寒対策

秋まきでは、大株にするためや、種まきが遅れて冬越しすると、霜にあたって傷みます。

11月上旬~中旬から、不織布をかけるか、ビニールでトンネルして保温するとよいものがとれます。

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