家庭菜園コラム

家庭菜園に関する情報をお届けするコラムです。

さいごの家庭菜園・野菜

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家庭菜園の畑がにぎやかな時期です。

ナス、トマト、キュウリ、ジャガイモ、インゲン、トウモロコシが徐々に大きくなり緑の葉がモクモク茂っています。

カボチャも横へ横へと葉を我がもの顔で広げています。

これから夏の間じゅう食卓を飾ってくれるのが待ちきれません。

順調に育てば食べるのが間に合わないほどの収穫になり、あちこちへのおすそわけにもなります。

里芋の葉も少しずつ伸びてきました。

里芋は成長に時間がかかるので秋の収穫まで気の長い野菜です。

里芋の葉はユニークな細長いハート型。

アニメでたまに子供が傘代わりにしているのを見かけますね。

里芋も保存が効くので収穫後は、冬の間のお鍋、煮物、お味噌汁と大活躍してくれます。

今日はこの時期にプランターで簡単に育つ野菜と、秋に植えたい野菜の計画。

野菜レシピは梅干し、ナスの煮浸し、ピーマンの肉詰めをご紹介します。

夏の簡単プランター家庭菜園

【セロリ】

食物繊維が豊富なイメージのセロリですが、100g中1.5gと実はあまり食物繊維は入っていません。
独特の香りとシャキシャキの食感がおいしい野菜です。
サラダをはじめ、スムージーなどの野菜ジュース、セロリ炒め、ピクルス、スープなどでおいしくいただけます。

特徴
タネからだと成長が遅いので苗を植えるのがおすすめです。
収穫まで4~5ヶ月かかる栽培期間の長い野菜ですので、気長に待ちましょう。
収穫前に1ヶ月ほどダンボールなどで横をぐるりと囲い光を遮ると、茎の白いセロリが収穫できます。
スクッと茎が伸びた立派なセロリが大きく育つと感動します。

植え付け  寒冷地6月~7月 暖地7月~8月
プランター 直径30cmのプランターに一株
肥料    2週間毎に肥料をするとよく育つ

【長ネギ】

冬の定番、お鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶ、に欠かせない野菜です。
茎の赤いもの、茎の太い下仁田ネギ、茎の曲がったネギなど種類豊富です。
原産地は中央アジア。

特徴
長ネギも収穫まで4~5ヶ月と栽培期間が長いです。
何度も根の部分に土を寄せていくことで茎の白い部分が長くなります。
夏に植えるのが一番育てやすいです。

植え付け  寒冷地7月末まで 暖地8月中旬まで
庭・畑に  プランター栽培では丈の長いネギは育たないので、庭などに地植えがおすすめです。畝を東西方向にすると、ネギにまんべんなく日光が当たり成長が良くなります。

【ミズナ】

土で育てたミズナはお店で買う水耕栽培のミズナより、しっかりした香りとシャキシャキ感がおいしく味わえます。
お鍋、しゃぶしゃぶ、サラダによく合います。
ミズナに生ハムと大根のサラダもおいしい組み合わせです。
カロテン豊富です。

特徴
京都で古くから親しまれ京菜とも呼ばれる野菜。
葉の形がヒイラギに似ています。
低温でも育ちやすく、これから植えて秋~冬に収穫できます。
収穫まで約2ヶ月。
長さ25cmくらいで収穫する小株どりが食べきりやすいサイズです。

タネまき  寒冷地9月中旬まで 暖地は10月末まで
プランター 65cm×20cmのプランターに2列でまく。伸びて混み合ってきたら間引きします。

【ブロッコリー】

地中海沿岸原産の栄養豊富な人気野菜です。
カロテン、食物繊維、ビタミンCがたっぷりでたくさん食べたい野菜。
さっと湯がいてマヨネーズで、炒めものやお鍋にも色鮮やかです。
育ちすぎると大味になるので、つぼみが開きすぎないうちに収穫して食べるのがコツ。

特徴
ブロッコリーも栽培期間長めで収穫まで約3ヶ月です。
茎ブロッコリーという品種はよく見かける丸い大きな玉のブロッコリーと違い、茎ごとおいしく食べられます。
細長い茎と小さい花のようなブロッコリーが次々伸び、長い間収穫できます。
丸い玉のブロッコリーも皮をむけば太い茎までおいしくいただけますよ。

植え付け  寒冷地7月まで 暖地9月まで
プランター 直径30cmのプランターに一株
肥料    2週間ごとに肥料をするとよく育つ。

***栄養については「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」から引用、参照
https://fooddb.mext.go.jp

秋にまきたい野菜

タネまき   ハクサイ、シュンギク、カブ、ホウレンソウ、コマツナ
苗の植え付け ニンニク、タマネギ、アスパラガス、ニラ

秋にタネまき・植え付けしておけばホウレンソウやタマネギは春に収穫できるので、春が来るのが楽しみになります。

旬のレシピ

【梅干し】

大変そうなイメージの梅干し作りですが、少量で作れば手間なく簡単です。
夏の暑い日、食欲のないときに少し食べるとご飯が進む梅干し。
数年間保存が効くので重宝です。
我が家も3年前に漬けたのをいまだに食べています。
昨年漬けたのは手付かずでそのまま保存中なので今年の梅干し作りはお休みしました。

材料 ウメ1kg あら塩200g フタ付きビン 丈夫なビニール袋2枚(重しの代わりに使用)
   赤シソ(塩もみしてあるものがすぐに使えて便利)

① ウメを水で洗う ボウルに水を張りウメを流水でやさしく洗う。 
② 水気を取る タオルやキッチンペーパーでやさしく水気を取る。
③ ヘタを取る 竹串でヘタを取る。
④ ビンにウメと塩を入れる 「ウメを入れる・塩を振りかける」を交互に繰り返す。最後は多めの塩を振りかけて終わる。
⑤ ウメの上に重しを置く。ビンが大きくウメの上に隙間があれば、丈夫なビニール袋に水を入れて口を縛り重しにして、ウメの上に置きます。フタをして保存。ビンが小さければ重しをしなくてもOK。(ビニール袋は二重にします)
⑥ 3日ほどしてウメから水分が出てきたら、ウメの上に赤もみシソを広げる。その上に再びビニール袋の重しをのせ、フタをして保存。
⑦ 3週間ほどしたら重しを取る。できあがり。

数年間保存可能です。
できあがり後にウメを天日干しするとより長期間保存が効きます。
お天気のいい日にウメをザルに広げて干す作業です。

【ナスの煮浸し】

材料 ナス4本 ショウガ 少々 かつおぶし 10g サラダ 油大さじ2
   調味料 だし汁300ml 白だし・酒・みりん 各大さじ1

① ナスを縦半分に切る。斜めに細かく切込みを入れる。(味が染み込みやすくなる)
ナスの長さを半分に切る。
② ナスを水につけてアク抜きする。
③ 調味料を混ぜておく
④ ナスの水を切り、キッチンペーパーでよく拭く。
⑤ フライパンに油を入れ、中火でナスを皮から焼く。全体を炒めたら調味料をいれて3分ほど煮る。
⑥ お皿に盛り、すりおろしたショウガ、かつおぶしをかけてできあがり。熱々でも、2~3時間おいて冷めてからでもおいしくいただけます。暑い時期には冷やしてもおいしいです。

【ピーマン】

材料 ピーマン6コ 豚ひき肉 200g 玉ネギ2/1 サラダ油 大さじ1 水50ml
   調味料A 玉子1 片栗粉 大さじ2 しょうゆ みりん 各大さじ1

① ピーマンを縦半分に切り、タネを取る。
② 玉ねぎをみじん切りにする。
③ ボウルに豚ひき肉、調味料Aを入れよくこねてから、玉ネギを加えさらに混ぜる。
④ ピーマンにひき肉を詰める。
⑤ フライパンに油を入れ、お肉の面から焼く。
⑥ 焼き色がついたらひっくり返し、お水を入れる。

フタをして中火で蒸し焼きにする。
5分ほど焼いてつまようじで刺し、肉汁が出なければできあがり。
ジューシーでおいしい肉詰めです。

家庭菜園の情報

NHK 趣味の園芸 やさいの時間

家庭菜園初心者におすすめの番組を紹介します。
いまは野菜づくりのプロ藤田智先生と深町貴子先生が週替りで講師です。
家庭菜園ビギナー山口もえ、杉浦太陽がゲストで野菜作りに奮闘しています。
見ているだけで家庭菜園をはじめたくなる番組。
これを見ながら一緒に野菜を育ててみませんか。
Eテレ 日曜午前8時~ 再放送木曜お昼12時~ 総合 再放送月曜午前10時15~

ツイッター

ツイッターにも数多くの投稿写真が出ています。
みんなのプランターや畑の野菜写真とコメントから、今の旬と楽しさが伝わってきます。
「家庭菜園」で検索するとたくさん見られるのでごらんください。

家庭菜園・野菜これで最後です。

どなたか野菜づくりはじめた方はみえるのでしょうか。

今からならプランターにバジルの苗を植えるのが簡単ですよ。

トマト料理がおいしくなるので、おためしください。

楽しい野菜づくりはじめてみましょう。

(文/渡邉ハム太郎)

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