コールラビの育て方とコツ|生長した姿がユニークで人気

スポンサーリンク

コールラビ

コールラビは、茎の根元に近い部分が肥大して球形になり、そこから葉が四方に伸びてユニークな形になります。

ドイツ語で「コール」はキャベツ、「ラビ」はカブを意味し、キャベツの仲間で、カブのように肥大した球茎を食用にします。

原産は地中海沿岸で、アブラナ科・アブラナ属に分類され、ケールを祖先とする野菜です。

ヨーロッパではおもに飼料用として栽培されていますが、家庭菜園では人気の野菜のひとつです。

中国では古くから食用として栽培されており、冬の期間に貯蔵できる重要な野菜とされています。

日本へは明治時代に導入され、蕪甘藍(かぶかんらん)、蕪玉菜(かぶらたまな)、球形甘藍(きゅうけいかんらん)、球茎きゃべつ、蕪葉牡丹(かぶはぼたん)などの呼び名があります。

球茎の色が異なる緑色種と紫色種がありますが、色がついているのは表皮だけで、中はどちらも白色です。

コールラビにはカブの3~4倍ものビタミンCが含まれていて、ほかにビタミンB1、B2、食物繊維、カリウムなども豊富です。

ブロッコリーの茎に似たクセのない淡白な風味と食感があり、加熱するとほのかな甘みがあります。

生でも食べられるので薄くスライスしてサラダにしたり、漬け物にするのもおすすめです。

育てるのが比較的簡単なので、家庭菜園にぴったりの野菜です。

栄養

コールラビ

コールラビはキャベツの仲間で、栄養分もほとんど同じように含み、その中でもビタミンCとカリウムが豊富です。

見ためはカブによく似ていますが、ビタミンCはカブの3~4倍、キャベツよりも多く含み、茹でてもそれほど低下せず、美肌や免疫力を高める効果が期待できます。

カリウムも多く含まれ、体内の余分なナトリウムを排出し、高血圧を予防する効果が期待できます。

ほかに、ビタミンB1、B2、B6、食物繊維なども含みます。

生のままスライスしてサラダにしたり、浅漬けなどの漬物やピクルス、煮崩れしにくいのでスープや炒めものとしてもおいしく食べられます。

種類

色では緑色種と紫色種があります。

どちらも中は白色で、紫種の外皮の紫色は加熱すると色が抜けてしまいます。

大きさではヨーロッパ系の小型早生種と中国系の大型晩生種があります。

コールラビの育て方

コールラビは、生育適温が20℃前後と冷涼な気候を好みますが、低温や高温にも耐えられます。

ただし、球茎の肥大期に30℃以上になると肉質がかたくなるので、春まきや秋まきが適しています。

球茎の肥大が始まるとどんどん大きくなりますが、大きくしすぎると裂球したり、肉質がかたくなって味も悪くなります。

早生種では350~500g、晩生種では1~1.5kgのうちに収穫します。

乾燥や肥料切れは生育を遅らせてしまうので、栽培管理は適切に行います。

栽培時期

コールラビの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

苗を作る

コールラビの苗

畑に直まきして育てることもできますが、苗を作ってから畑に植えつけたほうが管理が楽に行えます。

9cm(3号)ポットに用土を8~9分目まで入れ、3カ所に指で窪みをつけて種を一粒ずつまきます。

土を薄く被せて手のひらで軽く鎮圧し、水をたっぷりやります。

発芽までは乾燥に注意し、発芽後は毎朝水やりをします。

苗であっても害虫がつきますので、寒冷紗や防虫ネットを覆うなどして対策します。

本葉1~2枚で生育の悪い株を間引きして1~2本を残し、本葉が5~6枚のころに畑に植えます。

畑の準備

コールラビを植える畝

コールラビは連作すると根こぶ病などの病気が出ることがあるので、できれば1年以上あけます。

また、酸性の土壌を嫌うので、 コールラビを育てる場所にかならず石灰類を施して酸度を調整しておきます。

苗の植えつけの2週間前に、苦土石灰をまいてよく耕し、1週間前になったら、堆肥と化成肥料を施してよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

黒マルチは、雑草の抑制や、保湿や地温を上げる効果に期待できます。

苗を植える

コールラビの苗を植えたところ

苗の本葉が5~6枚になったころ、2列とし、20~25cm間隔で植えます。

畝に根鉢と同じ大きさの植え穴を掘り、植え穴に水をたっぷりやり、水が引いてから根鉢を崩さないようにポットから苗を取り出し、植えます。

苗を植えつけたら、まわりの土を株元に寄せて押さえ、水やりをします。

コールラビを植えた畝

害虫対策

防虫ネットでトンネル

コールラビはアブラナ科の野菜で、アオムシやコナガなどの害虫がつきやすいので、苗を植えたらすぐに防虫ネットでトンネルして防ぎます。

このとき、防虫ネットの裾に土を被せて隙間をなくすのがポイントです。

それでも土の中に潜むヨトウムシなどの害虫が発生するので、こまめに観察し、見つけしだい取り除きます。

追肥

球茎が肥大しはじめ

球茎が肥大しはじめたら、株のまわりに化成肥料をばらまきます。

肥料切れは生育を遅らせるので、からなず追肥します。

水やり

コールラビは乾燥に弱く、球茎の肥大期に乾燥すると生育が遅れるので、土が乾いたらじゅうぶんに水をやります。

下葉を切り取る

球茎が大きくなってきたら、球茎の上部に出た葉は5~6枚残して下のほうの葉を切り取ります。

下葉を摘みとると、茎の肥大を促され、形もよくなります。

収穫

コールラビの収穫適期

球茎の径が6~10cmほどになったら収穫します。

引き抜くか、球茎の下にハサミを入れて切り取り、余分な葉とかたくなった茎の下部1cmくらいを切り取ります。

育ちすぎると、肉質がかたくなって味が落ち、割れることもあるので、早めに収穫しましょう。

収穫したコールラビ

病害虫

コールラビにアオムシ

コールラビはアブラナ科の野菜で、害虫がつきやすいので注意します。

アブラムシ類、カブラハバチ、アオムシ、コナガ、ヨトウムシなどがつきます。

種まきをしたらすぐに防虫ネットでトンネルすると効果的です。

病気では、べと病が発生することがあります。

連作を避け、球茎の下葉を摘みとって風通しよく育てます。

スポンサーリンク