培養土の袋を使用して大長人参を育ててみませんか?
大長人参とは、根の長さが約60cmにもなる人参です。
プランターでは土の深さを60cm確保することができませんが、培養土袋は深さがあるので、長い人参を育てることができます。
収穫したときの長さに感動すること間違いなしです。
とれたての新鮮な人参の香りもぜひ楽しんでみてください。
ここでは、培養土袋での人参の育て方をご紹介します。
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大長人参の品種
[鮮紅大長人参]
根の長さが50cm前後になる人参で、作りやすく、家庭菜園に最適です。
肉質はやわらかく、甘みがあり、サラダで食べても美味しいです。
[国文鮮紅大長人参]
根の長さが60cm前後になる人参で、生育は旺盛で、病気にも強く、育てやすいです。
肉付きがよく、甘みもあります。
1 培養土と種を準備
培養土や種は、ホームセンターや園芸店などで購入できます。
培養土の大きさは40L、「元肥(肥料)入り」の培養土を購入してください。
ホームセンターや園芸店などで大長人参の種を購入してください。
2 種まき
袋の中に水がたまらないようにするために、袋の辺の左右の角(地面に接する方の角)を5~10cmの二等辺三角形を作るようにハサミで切ります。
さらに、袋の下から20cmくらいのところに、ドライバーや割りばしで20~30か所ほど穴をあけます。
3列、10cm間隔で2~3粒ずつ種をまきます。
人参の種は光が当たると発芽するという性質があるため、深く埋めないように注意します。
種まき後、水をたっぷりとやります。
3 水やり
発芽まで2週間ほどかかりますが、その間土を乾かさないように水やりを行います。
以降は、土の表面が乾いている場合は水をたっぷり与えます。
4 間引き
本葉が3~4枚になったら、1か所1本に間引きます。
5 追肥(肥料)
本葉が5~6枚になったら、化成肥料を株から少し離してまき、肥料を軽く土に混ぜます。
肥料は、「住友化学園芸 マイガーデンベジフル」が使いやすくておすすめです。
6 害虫や病気対策
人参は病害虫の少ない野菜ですが、害虫ではアブラムシやキアゲハの幼虫、病気ではうどん粉病が発生することがあります。
アブラムシは、葉の裏側に多く発生しますので、よく観察して、見つけたらすぐに駆除します。
キアゲハの幼虫は、ニンジンの葉が大好物なので、見つけたら早めに駆除します。
うどん粉病は、葉や茎に白い粉をまぶしたような病気で、被害のひどい葉は取り除きます。
7 収穫
根が直径3cmほどに太ったものから、随時収穫を行います。
株元の土を少しどけて根を確認し、根の太さが3cmほどになっていたら収穫します。
株元をしっかり持ってまっすぐ上に引き抜いて収穫します。
または、袋を破いて土をどかして収穫します。