トンネルを活用しよう!

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トンネル

家庭菜園におけるトンネルとは、畝に防虫ネットなどの被膜資材をトンネル状にかけることです。

暑さや寒さ、害虫から野菜を守るのにとても効果があります。

防虫ネットでトンネルすれば、飛来する害虫を防ぐことができます。

ビニールでトンネルすれば、低温期での種まき後の防寒対策になります。

寒冷紗には遮光や保温の効果があります。

農薬の使用を減らすためにもっとも効果的な方法ですので、その効果を知って活用しましょう。

トンネルの効果

トンネル

[虫の害を防ぐ]
虫から野菜を守るには、防虫ネット、寒冷紗、不織布など、これらの資材でトンネルすると効果的です。
種まきや苗を植えつけたら、すぐにトンネルして防除します。

[強風から守る]
植えたばかりの野菜の苗を強風から守るには、ビニールでトンネルすると効果的です。

[強い雨から守る]
ビニールトンネルには強い雨から野菜を守る効果もあります。

[遮光]
夏の強い日ざしを避けるには遮光性のある寒冷紗が効果的です。

[保温]
ビニールはもちろん、寒冷紗には保温効果があり、霜からも野菜を守ります。

トンネルを覆う資材

トンネルを覆う資材としては、防虫ネット、ビニール、寒冷紗、不織布などがあり、それぞれに効果があります。

[防虫ネット]
防虫ネット
家庭菜園で防虫ネットの利用が増えています。
防虫ネットは害虫の侵入を防ぐことから、農薬の使用量を減らすことができ、安全で安心な野菜を育てるには、欠かすことのできない資材です。
とくに、キャベツや白菜など、害虫による被害を受けやすい野菜に威力を発揮します。
また、暴風雨から野菜を守る効果もあります。
> 防虫ネットのトンネルの作り方

[ビニールフィルム]
ビニールフィルム
最も保温力に優れる資材で、主に春先の低温期に使用します。
穴あき、穴なしがあり、穴のないものは保温力が高く、穴のあるものは換気や水やりの手間がかかりません。
日中はトンネル内の気温が高くなるので、気温の上昇に合わせてトンネルの裾をあけたり、穴の数を調整したりして、換気を行う必要があります。

[寒冷紗・不織布]
寒冷紗
通気性があって雨を通しますが、強い日差しを遮り(遮光)、保温の効果もあります。
このため、夏の直射日光をやわらげ、冬から春先にかけての、寒さや霜から野菜を守ることができます。
また、害虫も入らず、防虫の効果もあります。

防虫ネットは害虫の大きさで網目の大きさを選ぶ

防虫ネットの網目の大きさは、粗いもので1mm、細かいものだと0.4mmから市販されています。

網目の大きさによって、防げる虫の種類が決まります。

網目が細かいほどに多くの害虫を防げますが、価格が高いことや、風が抜けにくく病気が出やすいという問題があります。

アザミウマ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類を標的とする場合は、網目は細かくなります。

チョウなどイモムシ類を標的とする場合は、網目が大きくても防げます。

選ぶときには、どの害虫を防ぎたいかにを決めて、網目の大きさを選びましょう。

トンネルの作り方

トンネルは頑丈にしておかないと、強風がふいたときにはがれてしまいます。

いずれの資材を使用するときも、裾に土をかぶせてしっかり固定しましょう。

1.畝の両端にトンネル用の支柱を50~60cm間隔でさします。
2.支柱の上から被膜資材をかけます。
3.端を玉結びにして杭やペグなどで地面に固定します。
4.被膜資材の裾に土をかけて埋めます。
5.被膜資材の上から支柱をさして留めます。

被膜資材の片付け方

トンネルから被膜資材をはずしたら、塩ビパイプに巻いて保管しておきます。

次にトンネルがけをするときに手早く作業できます。

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