プランターで野菜をつくってみよう!

野菜は、畑がなくても、広い庭がなくても、プランターひとつあればつくれます。さっそく野菜を育ててみませんか?

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自分で育てた野菜から種をとってみよう(種とり)

投稿日:2017年2月19日 更新日:

種とりした野菜

プランターで野菜を育てるには少量の種があれは足りるので、種をとって保存しておけば、翌年も栽培することができます。

自分で育てた野菜から種をとってみるのも、収穫とは違ったプランター菜園ならではの楽しみ方といえます。

いろいろな野菜を育てて、種とり(自家採取)にも挑戦してみましょう。

種とりの基礎知識

在来種、固定種、交配種(F1)にこだわらず、どんな野菜でも種をとって翌年にまけば芽が出ますが、それぞれの特性は知っておく必要があります。

[在来種]
地方で昔から栽培されてきたもので、その風土に適応した品種です。
固定種の一種で、ほかの地域で栽培すると適応できない場合もあります。

[固定種]
つくった野菜の中からよいものを選別して種をとるという方法を繰り返して固定された、遺伝的に安定した品種です。
固定種から種をとると、両親と同じ形質をもったものになります。

[交配種(F1)]
異なる品種を交配して得られる作物の優良品種のことです。
一代交配種、交配種、ハイブリッド種など、いろいろな呼ばれ方があります。
交配種(F1)から種をとると、草勢がばらついたり、収穫物がばらついたりします。

交配種(F1)から種をとることはできますが、次の代に同じ形質の野菜がそろわないため、種とりには向きません。

種とりに適すのは、各地方に根付いた在来種や、長年種とりを繰り返して形質が安定している固定種です。

種のとり方

種とりは、収穫期を過ぎても収穫せず、種ができるまでおいておき、じゅうぶんに熟してから種をとりだします。

[葉もの野菜]
開花して結実するまでおいておき、枯れたらサヤから種をとりだします。

[豆類]
実をとらずにつけておき、カラカラに乾燥したらサヤから種をとりだします。

[実もの野菜]
実を完熟させて種をとりだします。

[根もの野菜]
開花して種がつくまでおいておき、枯れたらサヤから種をとりだします。

交雑を防ごう

種とりでいちばん注意しなければならないのは、別の品種や野菜と交雑(交配)させないことです。

虫や風によって目的とは違う品種や野菜と交雑してしまうと、もとの品種とは別の品種になってしまい、草勢がばらついたり、収穫物も不揃いになったりします。

野菜の受粉、受精には、自家受粉と他家受粉があります。

交雑を防ぐには、それぞれの野菜の生殖方法に合わせて種をとることが重要です。

[自家受粉]
自分の株の花粉で受粉、受精する。

[他家受粉]
ほかの株からの花粉で受粉、受精する。

他家受粉のものほど交雑しやすく、人工授粉したり、隔離したりしなくてはなりません。

自家受粉する野菜であっても、昆虫や風で別の品種の花粉で受粉、受精してしまうことがあるため、やはり人工授粉して隔離する必要があります。

プランター菜園は育てている野菜を動かせるのが最大の特徴ですので、完全に隔離とはいかなくても、花が咲いたらプランターを動かしてほかの野菜から離したり、袋で覆うなどして、交雑しないように注意しましょう。

とった種の保存方法

とった種は、よく乾燥させて、のりやお茶の空き缶や封筒に乾燥剤とともに入れ、涼しい場所や、冷蔵庫の中で保存します。

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