プランターで野菜をつくってみよう!

野菜は、畑がなくても、広い庭がなくても、プランターひとつあればつくれます。さっそく野菜を育ててみませんか?

プランターでナスを育てよう

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ナス

焼き物、煮物、田楽、漬け物など、どんな味つけにもなじむナス。

ナスは熱帯原産で高温多湿を好み、日本の夏に適した夏野菜です。

長卵形のナスが主流ですが、プランターでは小ナスが育てやすくておすすめです。

大きなプランターで日当たりのいい場所で育て、水切れしないようにたっぷり水を与えれば、長期間たくさん収穫できます。

夜間の温度が15度以上、日中が20度以上ないと生育が遅くなるので、暖かくなってからプランターに苗を植えます。

葉が広がって大きく育つので、1つのプランターで1株を育て、支柱を立てて2本仕立てにします。

乾燥に注意し、定期的な追肥をしっかり行い、株の勢いを保ちます。

実は大きくせずに早めに収穫して、整枝と下葉の処理を繰り返してじょうずに育てれば、プランターでも秋ナスまで長期間楽しむことができます。

栽培カレンダー

ナスの栽培時期

プランター向き品種の栽培カレンダーです。

ナスは寒さに弱いので、暖かくなってから栽培をスタートしましょう。

栽培メモ

科名
ナス科・ナス属
別名
なすび
難易度
ふつう
置き場所
日当たりのよい場所
背丈
120~150cm
種?苗?
苗から育てる
生育適温
22~30度
追肥
1回目:実がなりはじめたら
以降:2週間おき
病害虫
病気:うんどこ病、青枯病、萎凋病など
害虫:ハダニ、ホコリダニ、コナジラミ、テントウムシダマシ、ナスノミハムシなど

栽培のコツ!

  • 大きいプランターに1株を植え、伸び伸びと育てる
  • 植えつけ適期に植える
  • 主枝と下の側枝1本を残し2本仕立てにする
  • 肥料を切らさない
  • 乾燥に弱いので、夏場に水やりをする

プランター向きの品種

ごちそう、筑陽、千両2号など。

[ごちそう]
ジューシーでやわらかくてみずみずしい小型の水ナスです。
アクが少ないためサラダなどの生食や、浅漬けなどに最適です。

[筑陽]
太長ナスタイプで、早くからたくさん収穫できる極早生種です。
漬け物にも最適です。

[千両2号]
作りやすい定番の品種です。
実は濃黒紫色でツヤがあり、形は長卵形になります。

準備するもの

準備するもの

48Lのプランター、種、培養土(14L×2)、鉢底石(0.5L×15)、ラベル、支柱棚セットなど。

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必要な道具を準備しましょう

苗の用意

ナスの苗

種から育てることがもできますが、手間と時間がたいへんかかるため、株数の少ないプランター菜園では苗を購入するとよいでしょう。

本葉12~13枚くらい、1番花が開花直前くらいが植えつけ適期です。

[良い苗の条件]

  • 大きくてがっちりしている。
  • 子葉(双葉)が健全でそろっている。
  • 葉の色は濃緑色で病害虫に侵されていない。
  • 本葉が12~13枚ついている。
  • 1番果の開花直前の大きな蕾がついている。

節が間伸びして丈ばかり長いものや、葉の色が悪いものは育ちがよくないので避けましょう。

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植えつけ

ナスの苗の植えつけ

プランターの底に鉢底石を約2cm並べ、培養土をプランターの深さの8分めまで入れて平らにならします。

苗を中央に置き、植える位置を決めます。

深さ10cmの植え穴を掘ります。

株元を人差し指と中指ではさみ、斜めに倒して根鉢を崩さないように丁寧に苗を取り出します。

植え穴に苗を植えつけ、株元を手のひらで軽くおさて土と根鉢を密着させて株を安定させます。

植えつけ後は、仮支柱を立てて苗が動かないようにしておきます。

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苗のじょうずな植え方

整枝

不要なわき芽を摘みとる

一番花が咲いたらその枝を主枝とし、下の側枝1本を残し、それより下のわき芽をすべて摘みとり、2本仕立てにします。

枝を放任して枝が増えるがままに実をつけると、なり疲れして株が弱るので、枝を整理します。

また、2本に整枝することで日あたりや風通しも確保でき、病気の予防になります。

支柱立て

本支柱

背丈が伸びたら、仮支柱を抜き、本支柱を立てます。

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背が高くなる野菜は支柱を立ててサポート

追肥

追肥

実がなりはじめたら追肥を施します。

株元に肥料をまき、まわりの土となじませ、株元に土を寄せます。

以降は、2週間に1回のペースで追肥していきます。

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追肥のコツを知っていますか?

1番果を摘果

摘果

1番果(最初の実)が大きくなりはじめたころはまだ株がじゅうぶんに育っていないので、1番果を早めに摘果したほうが、その後の生育も収量もよくなります。

株を大きくすることを優先して1番果は少し小さいうちに切り取りましょう。

収穫と切り戻し

収穫適期のナス

残した2本の枝には次々と側枝が出て花が咲いて実がなります。

ナスは葉2枚ごとに花をつける性質があり、枝が増えるがままに実をつけすぎるとなり疲れして株が弱るので、収穫しながら枝を整理していきます。

残した2本の枝は収穫しながら伸ばし、残した枝から出た側枝は切り戻しながら収穫します。

残した2本の枝(誘引してる枝)についた実

残した2本の枝についた実の収穫

残した主枝とその下の側枝の2本についた実は、実と枝をつなぐ果梗(かこう)をハサミで切って収穫します。

側枝についた実

側枝についた実が太り出したら、実の先の葉1枚を残して摘み取ります。

[花が咲いたときの切り戻し]

花が咲いたときの切り戻し

収穫は、葉を1枚つけて側枝ごと切り取ります。

側枝についた実の収穫

その下の葉柄の付け根からわき芽が伸びるので、切り戻しながら次々と収穫できます。

注意する病害虫

ナスは、病気が少なく、害虫が多い作物です。

ナスノミハムシは体長2mm程の黒色の光沢のある小さな甲虫で、葉を食害して1~2mmの小さな丸い穴をたくさんあけます。

テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)は成虫、幼虫が葉を食害してひどい被害を与えます。

高温期が続くと、ハダニやホコリダニが発生します。

よく観察して、害虫を見つけしだい早めに駆除します。

病気では、うんどこ病、青枯病(あおがれびょう)、萎凋病(いちょうびょう)などが発生することがあります。

混み合った枝や葉、傷んだ古い葉はこまめに切り取って風通し良く育てると、病気の予防になります。

夏場の高温対策

敷きわら

ナスは豊富な水分を必要とします。

梅雨明け後の高温、乾燥に弱いので、株元に地温上昇を防ぐワラを敷き詰めるとよいでしょう。

更新剪定で秋ナスを収穫

混み合った古い茎葉を思いきって切り戻して、病害虫の発生を抑えるとともに、株の若返りを図るのが更新剪定です。

深く切り戻すと30日ほど、浅く切り戻すと20日くらいは収穫できなくなりますが、美味しい秋ナスを収穫することができます。

高温乾燥期の7月下旬から8月上旬ごろに、勢いの強いわき芽を残し、背丈が1/3~1/2ぐらいになるようにばっさりと大胆に切り戻します。

同時に、株から少し離れた場所にひと回りスコップを入れて根を切り、根を切った穴に追肥を入れておきます。

花が落ちてしまうのはなぜ?

「ナスの花は千に一つのむだもなし」といわれますが、じつは花が落ちることがけっこうあります。

ナスの花が落ちてしまう原因の多くは、水不足、肥料不足、病気、なり疲れなど、株の勢いがないことによります。

枝葉が混み合ってないか、水や肥料が不足していないか、病害虫の被害にあっていないか、確認しましょう。

花を見て肥料不足をチェック

ナスの花

ナスの花は、雌しべの長さが雄しべよりも長いのが普通です。

ところが、株が弱ったり、生育温度から外れたりすると、雌しべが雄しべよりも短くなります。

実の皮の色でとり遅れをチェック

実はあまり大きくせず、皮が黒光りしてぴかぴかしている若いうちに収穫します。

収穫が遅れると、皮の艶がなくなってぼけたような色になり、果肉はかたくなり、種ができて口当たりも悪くなります。

とり遅れは株への負担になるので、早めに収穫しましょう。

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