人参を上手に発芽させよう

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人参の発芽

人参の栽培は、病害虫への対策はほとんどなく、うまく発芽させることができれば成功といえる野菜です。

しかし、発芽に失敗してしまうと、種のまき直しが難しく、直根のために植え替えることもできないことから、その時期の人参の栽培は早々に失敗に終わってしまうことになります。

ここでは、上手に人参を発芽させるためのポイントをまとめましたので、これから人参を育ててみよう、人参を育てたけど発芽がうまくいかなったという方は、参考にしてください。

古い種は発芽力が著しく低下

人参の種子は短命です。前年以前に使用して残った種を使用すると、発芽力が著しく低下します。春に使用した残りを秋に使用するには問題ありませんが、それ以前に購入した種は惜しまずに使用を避けましょう。

また、やたらと値段の安い種では、そこそこ量が入っていても、未熟なものや受精していないものが多く含まれていて、発芽率が悪いものもあります。安いという理由だけで購入するのは避け、信頼のあるメーカー品などを購入するようにしましょう。

催芽(さいが)処理を行うか、コーティング種子を使う

発芽しにくい種子を発芽しやすくるするために、種を半日~一晩ほど水につけ、種まきまで湿った布に包んでおきます。これを催芽(さいが)処理といって、発芽に水分を多く必要とする人参に有効な方法です。

また、発芽しやすいように前処理をしたコーティング種子(ペレット種子ともいう)を使うのも良いです。

種まきでのポイント

人参の種は、好光性と言って発芽に光を必要とするため、種まきのときに土を被せすぎないように注意します。ただし、覆土が薄すぎてもダメで、土が薄いと豪雨によって種が流失してしまう恐れがあります。5mmほどの厚さに丁寧に土を被せ、軽く鎮圧します。

また、発芽に多くの水分も必要とします。種まきから発芽までにひどく乾燥させないように注意しなくてはなりません。かといって、毎日水やりをしてしまうと土が固くなってしまって発芽を妨害してしまいます。雨が降った翌日に種まきを行うか、種まきのときに土の中に水が浸み込むようにたっぷりと水をやり、二、三日して畝が乾いていれば、もう一度たっぷりと水をやります。

種まきが終わったら、寒冷紗や不織布などをべた掛けし、土の乾燥と豪雨による種の流失を防ぎます。

発芽後の害虫に注意

人参の発芽には7~10日ほどかかり、ほかの野菜に比べて発芽にやや日数がかかります。

種まきから一週間もすると注意が薄くなり、10日ほどして「そろそろ発芽してるはずなのに、まったく発芽してないのはおかしい!?」と、ようやく異変に気がづきます。

注意して見てみると、地表にわずかばかり茎が残っていて、何かに食い荒らされた跡にようやく気がづくこともあります。

これは、ネキリムシやヨトウムシ、コオロギなどによって、新芽を食い荒らされたことによる食害です。

そこで、乾燥防止と豪雨対策にべた掛けした寒冷紗や不織布などの裾をしっかり埋めます。裾と土との隙間を完全になくすことがポイントです。これでコオロギによる食害は防げます。ネキリムシやヨトウムシによる食害は軽減できますが、土の中にすでに潜んでいる場合がありますので、よく観察して、見つけ次第捕殺します。

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