ミブナの育て方とコツ|葉先がへら状になったミズナの雑種

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ミブナ

ミブナは、1800年代にミズナの自然交雑から生まれ、京都の壬生地方で多く栽培されていたことから、地名をとってこの名がつきました。

葉先が丸いへら状で、少しクセのある香りとピリッとした辛みがあり、軸(葉柄)の緑が濃いのが特徴です。

漬け菜の一種で、一夜漬け、ぬか漬けとして用いられ、名物の千枚漬けにもミブナが添えられています。

ミブナはミズナとともに京菜とも呼ばれ、関西では古くから親しまれきた冬の野菜です。

ミブナの栄養

ビタミンC、カロテン、カリウム、カルシウムなどのミネラル成分をまんべんなく含んでいます。

食物繊維も多く含まれているので、便秘の改善など、腸内環境の改善に役立ちます。

おもに漬け物に用いられますが、サラダや鍋、油が合うので炒め物にも適しています。

ミブナは加熱するとかさが減ってたくさん食べられるので、食物繊維をたくさん摂るのにピッタリです。

ミブナの育て方

ミブナは涼しい気候を好み、寒さに強く、暑さにも強いので、周年栽培ができますが、夏の高温期は難しく、病害虫も発生しやすいので、避けた方がよいでしょう。

春まきは、日が高くなったり、気温が高くなるとトウ立ちしやすくなるので、秋まきが作りやすくておすすめです。

ミブナはミズナの自然交雑によって生まれた変種で、ミズナと同様に水を好み、乾燥に弱いので、乾燥する時期は水やりをすると旺盛に育ちます。

大きく育てれば1株が4kg以上になりますが、家庭菜園では間引き菜、小株、大株、このみの大きさで収穫が楽しめます。

概要

生育温度 15~25℃。
土壌酸度 6.0~6.5。
連作障害 あり。1年以上あける。
育てやすい品種 丸葉壬生菜(早生)、京錦壬生菜など。
元肥 苦土石灰と元肥を入れる。
種まき時期 春と秋。
種まき方法 畝幅:90cm。
マルチ:しなくてもいいが、した方が管理が楽に行え、防寒対策にもなる。
種まき方法:条(すじ)まき。
条間:20cm。
栽培中の管理 害虫対策:防虫ネットでトンネルした方が安心。
間引き:本葉5~6枚までに株間を4~5cmに間引く。
追肥:2回目の追肥の後。
収穫 草丈が25cm以上になったころから。

ポイント

  • 連作しない。
  • 秋まきが育てやすい。
  • 防虫ネットでトンネルして害虫対策を防除する。
  • 成長に合わせて間引きを行う。

栽培時期

ミブナの栽培時期

※地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

育てやすい品種

丸葉壬生菜(早生)、京錦壬生菜など。

[丸葉壬生菜(早生)]
寒さに強く、生育旺盛で育てやすい品種です。
分けつ力が強く、大株に育てると1株3kgくらいになります。

[京錦壬生菜]
小株どりから大株どりまでこのみの大きさで収穫できるタイプです。
株張りや揃いが良く、育てやすい品種です。

畑の準備

準備した畑

ミブナは連作を嫌うので、1年以上あけます。

種まきの2週間前に苦土石灰をまいて耕し、1週間前になったら堆肥と化成肥料を施してよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

黒マルチは、雑草の抑制や、保湿や地温を上げる効果に期待できます。

種まき

ミブナの種まき

マルチを20cm間隔ですじ状にカットし、切り込みに支柱などを押し当てて浅い溝を作ります。

溝に5cm間隔くらいで種をまき、薄く(1cm以下)土を被せて軽く鎮圧し、水をたっぷりやります。

害虫対策

防虫ネットでトンネル

ミブナはアブラナ科で、コナガなどのイモムシの食害を受けやすいので、防虫ネットでトンネルすると安心です。

発芽するとすぐに葉に卵を産み付けられるので、種まきを終えたらすぐにトンネルしましょう。

間引き1回目

1回目の間引きの適期

本葉2~3枚になったら、生育の悪いもの、葉や茎が痛んだものを間引き、株間を2~3cmにします。

込みすぎると徒長するので注意しましょう。

間引き2回目

2回目の間引きの適期

本葉が5~6枚になったら、2回目の間引きを行い、株間を4~5cmにします。

間引き菜はサラダなどに利用できます。

追肥

秋まきでは生育期間が長いので、2回目の間引きの後、化成肥料で追肥します。

収穫

収穫適期

草丈が25cmを越えるようになったら、株元からハサミで切り取って収穫します。

ミブナは葉柄が折れやすいので、株をやさしく扱いましょう。

収穫したミブナ

秋まきでは間引くように1株おきに収穫し、残った株を大株に育てていきます。

大株に育てたミブナ

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