空芯菜の育て方とコツ|暑さに強く真夏でも育てやすい

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空芯菜

空芯菜は、サツマイモによく似た中国野菜で、茎の中が空洞なことからこの名前がつきました。

ヒルガオ科のサツマイモ属に分類され、つる性で熱帯では多年草ですが、日本では越冬できないため一年草として扱われます。

中国南部から熱帯アジアが原産で、中国名では「エンサイ」と呼ばれ、中国やタイの家庭料理でよく食べられています。

エンサイ、ヨウサイ、アサガオナなど多くの別名があり、沖縄の方言でウンチュー、ウンチェーバーとも呼ばれています。

地面に這うように伸びる若い葉や茎を食用にし、葉にはぬめりがあり、茎にはシャキシャキとした歯ごたえが特徴で、味はくせがなく、炒めものやおひたしなど、さまざまな料理で活躍します。

最近では、栄養価の高い野菜として注目され、スーパーでもよく見かけるようになりました。

空芯菜の栄養

空芯菜

空芯菜は、茎の中が空洞になっていることからこの名前がつきました。

ビタミン、ミネラル、食物繊維とその他の栄養成分をまんべんなく含んでいる栄養満点の緑黄色野菜です。

とくにカロテンと鉄分が多く、カロテンの量はホウレンソウを超えます。

調理法は炒めものが定番で、ニンニクと塩で味をつけるだけでおいしく食べられます。

空芯菜の育て方

空芯菜

空芯菜は熱帯性で暑さに強く、葉もの野菜を作りづらい夏に重宝する野菜です。

生育が旺盛でつぎつぎと側枝が出てくるので、つる先のやわらかい茎葉を摘みとって収穫します。

病害虫の被害が少なく、手間もほとんどかかりません。

概要

生育温度 25~38℃。
土壌酸度 6.0~7.0。
連作障害 あまり出ない。
品種 大葉種と小葉種。
元肥 苦土石灰と元肥を入れる。
種まき時期 気温がじゅうぶん上がってから。
種まき方法 畝幅:90cm。
マルチ:しなくてもいいが、した方が管理が楽に行え、防寒対策にもなる。
種まき方法:条(すじ)まき。
条間:30cm。
栽培中の管理 害虫対策:防虫ネットでトンネルした方が安心。
間引き:最終的に株間が10~15cmになるようにする。
摘芯:背丈が30~40cmほどになったら芽先を摘みとる。
追肥:摘芯のあと。以降は、3週間に1回を目安に追肥。
水やり:畑がひどく乾燥しているとき。
収穫 背丈が30~40cmくらい伸びたら摘み取って収穫。
つぎつぎと側枝が出てくるので、順次若い茎葉を摘みとる。

ポイント

  • 気温がじゅうぶん上がってから種をまく。
  • 摘芯して側枝の発生を促す。
  • ひどく乾燥しているときは水やりをする。
  • 芽先を15~20cmの長さで切って収穫する。
  • 3週間に1回ほど追肥すると、秋まで収穫できる。

栽培時期

空芯菜の栽培時期

※地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

熱帯性で高温多湿を好むので、気温がじゅうぶん高くなってから栽培をスタートします。

品種

空芯菜に品種はありませんが、大葉種と小葉種があります。

種は、エンサイ、エンツァイ、アサガオナなどの名前で市販されています。

畑の準備

畑

空芯菜は連作が可能ですが、できれば連作せずに1年以上あけてください。

種まきの2週間前に苦土石灰をまいて耕し、1週間前になったら堆肥と化成肥料を施してよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

黒マルチは、雑草の抑制や、保湿や地温を上げる効果に期待できます。

種まき

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高温性の野菜なので、気温がじゅうぶん上がってから種まきを行います。

マルチを30cm間隔ですじ状にカットし、切り込みに支柱などを押し当てて浅い溝を作ります。

溝に5cm間隔くらいで種をまき、薄く(1cm以下)土を被せて軽く鎮圧し、水をたっぷりやります。

害虫対策

防虫ネットでトンネル

空芯菜は比較的害虫の少ない作物ですが、ヨトウムシやイモキバガの幼虫が発生することがあるので、防虫ネットでトンネルした方が安心です。

間引き

間引き後の空芯菜

発芽後、本葉が4~5枚までに株間10~15cmに間引きます。

摘芯

摘芯適期の空芯菜

背丈が30~40cmほどになったら、収穫を兼ねて芽先を摘芯します。

摘芯することで側枝の発生が促され、収量が増えます。

摘芯後の空芯菜

追肥

空芯菜は生育期間が長いので、肥料を切らさないように育てるのがポイントです。

摘芯のあと、化成肥料を条間に少量施します。

以降は、3週間に1回を目安に追肥します。

水やり

空芯菜は高温多湿を好むので、畑がひどく乾燥しているときは水やりをします。

収穫

収穫適期の空芯菜

背丈が30~40cmくらい伸びたら芽先を摘み取って収穫します。

収穫するときは、根元から摘み取らず、下部の葉を2~3枚残すようにします。

摘芯したときのようにつぎつぎと側枝が出てくるので、順次若い茎葉を摘みとります。

あまり伸びすぎると葉茎がかたくなってしまうので、早めに摘みとります。

収穫した空芯菜

病害虫

空芯菜は比較的病害虫の少ない作物ですが、アブラムシ、ヨトウムシ、イモキバガの幼虫などが発生することがあります。

害虫は、防虫ネットでトンネルして予防し、見つけたら早めに取り除きます。

茎が硬い

収穫が遅れたり、土が乾燥していると茎が硬めになります。

硬くなる前に早めに摘みとり、乾燥しやすい夏場はこまめに水やりをします。

空芯菜の花

空芯菜の花

秋になると朝顔のような白い花を咲かせます。

そのためアサガオナという別名もついています。

プランターで空芯菜を育てよう

プランターで育てた空芯菜

庭や畑でなくても、プランターで空芯菜を育てられます。

プランターは大きめの48Lを使用し、培養土を入れたら、条間15cmですじまきします。

種をまいたら、プランター専用の支柱・防虫ネットセットを使用して害虫を寄せつけないようにします。

発芽後は、本葉4~5枚までに間引きを行って間隔を広くします。

間引きのあと、株間とプランターの縁に少量の肥料を施します。

草丈が30cm程度になったら、根元の葉を2~3枚残し、収穫を兼ねて葉のすぐ上で主枝を切り取ります。

摘芯してわき芽が伸びてきたら、芽先を摘みとり収穫します。

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