肥料の与え方

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肥料が不足すると、野菜の生育が悪くなり、実が小さくなってしまったり、枯れてしまうこともあります。

だからといって肥料をたくさん施すと、豆類は葉や茎ばかりが茂って、花が咲きにくくなり、実もつかなくなります。

サツマイモなどはイモが太りません。

葉菜類では、えぐみが強くなるなど、品質が低下してしまいます。

肥料はたくさん与えればよいというものではなく、適した量をタイミングよく与えることが大切です。

野菜に適した量を

野菜によって、肥料の必要となる量は違います。

施す前に、かならず野菜に適した肥料の量を確認してから施すようにしましょう。

野菜に適した施し方を

追肥は、野菜の根の先端辺りに肥料をまき、軽く土寄せするのが基本ですが、施し方は野菜の種類によって少しずつ異なります。

ナスやトマトなどの実もの野菜は、生育期間が長く、根が少しずつ外側に伸びていくので、追肥を施す場所も少しずつ外側にしていきます。

葉もの野菜や小カブなどの小型の野菜は、根が広く伸びないので、株の近くに肥料を施します。

施す前に、かならず野菜に適した施し方を確認してから施すようにしましょう。

元肥(もとごえ)+追肥(ついひ)

野菜の種まき、苗の植えつけ前に施すのが「元肥」です。

野菜の生育途中に元肥の不足分を補うのが「追肥」です。

元肥は種まきの2週間前に施す

手間を惜しみ、苦土石灰(酸度調整)と元肥を同時に施し、すぐに種まきや苗の植えつけを行ってしまう人がいます。

野菜を失敗なく育てたいのであれば、それぞれの作業のあと日数を空けるという基本を守りましょう。

なぜなら、苦土石灰などの石灰分は土となじんでから土壌の酸度調整が進むからです。

元肥や堆肥などは分解が進むまでに一定の時間が必要だからです。

また、堆肥や化成肥料と石灰分が直接触れると、化学反応が起き、窒素分がアンモニアガスになって失われてしまいます。

さらに、植えたばかりの野菜に障害を与えることもあります。

種まきや苗の植えつけの2週間前に苦土石灰を施し、1週間前になったら元肥を施しましょう。

元肥の与え方

元肥の与え方にはおもに全面施肥、溝施肥、穴施肥の3つの方法があります。

[全面施肥]
畝の全面に肥料をまいて、30cmくらいの深さまで耕し、よく土と混ぜ合わせます。
小松菜やホウレンソウなど、畝全体で栽培する野菜に適しています。

[溝施肥]
畝の中央に深い溝を掘り、そこに肥料を施します。
肥料を施したあとは、直接根が触れないように、土を埋め戻します。
トマトやナスなど、1列に植える野菜に適しています。

[穴施肥]
植え穴の下部分に肥料を施します。
スイカやカボチャなど、株間が広い野菜に適しています。

追肥のタイミング

野菜は肥料が切れると、葉が黄色くなり、新葉が小さくなってきます。

しかし、これらの症状が現れてから追肥をするのでは遅いです。

追肥切れのサインが現れる前に肥料を施すのがポイントです。

一般的な化成肥料の効果は約1か月です。

なので、種まきや苗の植えつけから約1か月したら追肥を開始します。

また、温度によって効果期間は異なるので、夏なら3~4週間、冬なら5~6週間おきに追肥を施します。

追肥で肥料を与える場所

肥料を株元に施す人が多くいますが、これは間違いです。

野菜が肥料や水分を吸収するのは、おみに根の先端部分にある根毛という組織です。

よって、肥料は根が伸びる先に施すのが正解です。

肥料を施す頃には、株が成長して根も遠くまで伸びています。

株元に肥料を施すと、根が肥料を吸収できず、無駄になるだけです。

株が健全に育っていれば、根は地上部と同じくらい広がっています。

株の外周の少し外側に施します。

マルチをしている場合は、畝の脇や通路に施してもじゅうぶん効果があります。

肥料の与えすぎはNG

野菜をじょうずに育てるためのコツは、肥料を与えすぎないことです。

肥料を施しすぎると、肥焼けといって、肥料濃度が濃くなりすぎると、浸透圧で根の水分が奪われて根が枯れてしまいます。

窒素成分が多い畑では、葉の色が濃緑色になり、えぐみが強く、食べてもおいしくない野菜になります。

健康でおいしい野菜は、葉の色が淡い緑色をしていて、形のよい勢いのある葉が均一に広がっています。

液体肥料の効果と与え方

液体肥料は、液体状の肥料で水で薄めて野菜に与えます。

もっとも即効性があり、追肥に向いています。

残肥の調べ方

「みどりくんスターターキット」を使えば、土壌に含まれる肥料分を調べることができます。

みどりくんスターターキットは、試験紙タイプの土壌養分診断試験キットで、pH、硝酸態チッソ、水溶性リンサン、水溶性カリウムをその場で簡単に診断できます。

使い方は簡単で、土を採取し、水を加え、試験紙を3秒浸し、1分後に比色表と比較するだけです。

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