畑の準備と土づくり

スポンサーリンク

畑

野菜をすくすく育てるためには、つくる野菜に適した環境をつくることが大切です。

種まきや苗の植えつけを行う前に、まずは畑の準備を行いましょう。

残留物やゴミを片づける

借りた畑

畑を借りた時に、前利用者の使った支柱やマルチなどの残留物が畑に残されている場合があります。

勝手に処分を判断せずに、明らかにゴミであっても、管理者に確認してから片づけましょう。

また、前利用者が残渣を地中に埋めていることがあります。

そのままにしておくと、病気の発生の原因になったり、畑を耕すときに障害になったりします。

できれば、地中の残留物もすべて取り出して畑の外で処分しましょう。

雑草や石を取り除く

雑草や石を取り除いたところ

小さな雑草は手で抜き取り、大きな雑草は備中グワなどを使って根ごと掘り起こして抜きます。

ヨモギやスギナなどの多年草は、地上部だけでなく、地中の根茎も取り除きます。

地上の石なども取り除きます。

取り除く石の大きさの目安としては、手で拾える程度の大きさです。

耕す

耕したところ

耕すことによって、土に空気が入り、水はけがよくなります。

耕運機や備中グワなどを使って耕しますが、菜園初心者には、スコップで耕すのがおすすめです。

スコップの上部に足をかけ、体重をかけて土に刃床を差し込み、後ろに進みながら、土を裏返すように、少なくとも20~30cmの深さに掘り起こしていきます。

このとき、間隔を狭くしてまんべんなく耕すことが大切です。

全面を掘り起こし終わったら、かたまっている土をクワや手で丁寧にほぐし、小石や雑草の根を取り除きます。

石灰を施して土の酸度を調整する

土は、環境によって、酸度(pH)が異なります。

多くの野菜は弱酸性から中性の土を好み、酸性度が高いと生育が悪くなり、病害虫も発生しやすくなります。

そこで、酸度を測り、酸性土が強すぎる土には、苦土石灰をまいて土によく混ぜ込み酸度(pH)を中和します。

苦土はマグネシウム、石灰はカルシウムのことを指し、マグネシウムは植物の葉緑素の形成に必要な成分です。

苦土石灰をまいたすぐにあとに種まきや苗の植えつけを行うと、野菜は根を傷めてしまうので、種まきや苗の植えつけの2週間前までに終わらせます。

[酸度の調べ方]
土壌酸度計やpH測定キットなどで調べられます。

[石灰の施し方]
種まきや苗の植えつけの2週間前までに、苦土石灰を畝全体にまき、クワなどを使ってよく土と混ぜ合わせます。
使用量は、1㎡に100g(一握りくらい)が目安です。

元肥を入れる

栽培をはじめる前に畑に入れる肥料を元肥(もとごえ)といいます。

肥料には、さまざまな種類がありますが、野菜の生育に欠かすことのできない窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の要素がブレンドされた化成肥料がおすすめです。

さらに化成肥料には、高度化成肥料と普通化成肥料があり、各成分の割合もさまざまですが、三要素のバランスがよいN・P・K=8・8・8の普通化成肥料がおすすめです。

種まきや苗の植えつけの1週間前になったら、化成肥料を元肥として施します。

[元肥の施し方]
種まきや苗の植えつけの1週間前に、化成肥料を畝全体にまき、クワなどを使ってよく土と混ぜ合わせます。
使用量は、1㎡に200~300g(2~3握りくらい)が目安ですが、肥料を購入したときに袋の裏などに施肥量が書かれていますので、それに従ってください。

畝を立てる

畝を立てたところ

苦土石灰と元肥を入れたら、種や苗を植える畝をつくります。

土を細長く盛り上げたものを畝(うね)といって、畝をつくることを畝立てといいます。

野菜を育てる場所と通路を区別するだけでなく、土を盛り上げることで水はけと通気性がよくなり、根が活性化して生育がよくなります。

畝は高さによって平畝と高畝があり、ふつうは周囲より10~15cmほど高い平畝にしますが、水はけの悪い場所では20~30cmほど高い高畝にします。

畝の幅は、野菜や栽培方法によって幅の狭いものや逆に広いものがありますが、スペースの狭い家庭菜園では、幅90cm(畝上部は70cm)に統一するのがおすすめです。

[畝の利点]
栽培場所と通路との区別がつく。
水はけがよくなる。

マルチを張る

黒マルチを張ったところ

畝を立てたらマルチを張ります。

マルチには保温、保湿、病気対策、防草効果などのメリットがあります。

ワラやモミ殻などを使うこともありますが、マルチシートと呼ばれるポリフィルムを使うのが一般的です。

[保温効果]
気温が低い時期の地温の確保に効果があります。

[保湿効果]
水分が蒸散しにくくなり、乾燥防止になります。

[病気対策]
泥跳ねが抑えられ、病気になりにくくなります。

[除草効果]
黒マルチや銀マルチなどの日光を遮るタイプのマルチを使うと、雑草が生えるのを抑えることができます。

マルチシートにはいろいろな色があり、それぞれで効果が異なりますが、気温の低い時期は黒い色(黒マルチ)、気温の高い時期は白い色(白黒ダブルマルチ)がおすすめです。

スポンサーリンク