熟畑を作ろう

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熟した畑と書いて「熟畑(じゅくばた)」。

熟畑とは、よく耕されて手入れが行き届いている畑のことです。

熟畑を作るのには、20年かかると言われています。

初心者は、まず、緑肥を入れて土を作りましょう。

そして、有機肥料を入れて作ってみましょう。

自然農法では、このようにまずは土を作ることが大切です。

植物の成長には、窒素とリンとカリウムが必要です。

この他に、マグネシウムなどの微量元素も必要とされます。

ですが、収穫される度ごとにこの成分は毎年、減少してきます。

それを補うのが、熟畑の役目です。

作物に適した栄養バランスの土壌が、熟畑と呼ばれます。

長年の積み重ねた栽培によって、微量の栄養素が絶妙の割合で含まれている畑を、熟畑と呼びます。

たとえば、今年はサトウキビの絞り粕を加えて、微生物が活発な土づくりを行ったりします。

そうすると細かい根がたくさん出て、天候不順を乗り越えることができます。

毎年、少しずつ改良を加えて、理想の状態をたもつことが大切です。

地力の高さ、低さ

一般的に、新規開墾地は地力が低く、熟畑は地力が高いとされます。

地力の大小は、作土の深浅、適度な腐植の有無、地下水位の高低、土質などさまざなな要因がからみ、作物にもっとも適した状態にある耕地が熟畑と呼ばれてきました。

人為的な肥培管理も重要です。

具体的に、どんな畑が熟畑で、という定義はありませんが、このように地力の高い畑を、熟畑と呼びます。

熟畑化という言葉

熟畑化とは、文字通り熟畑の状態にすることです。

未耕地の土地では作物は育ちませんが、開梱して肥料を加えて、作物を栽培し続けると、次第にその生産力が向上します。

作物を育てる上で、安定した土壌になることを熟畑化といいます。

熟畑化された土壌は、酸性が弱くて、カルシウムなどの塩基成分が豊富です。

また、土壌の有機物は腐植がすくなくなり、安定した真性腐植酸が増加します。

また、有害なアルミニウムが減少し、リン酸が増加します。

熟畑化するには、排水を良くしたり、よく耕して通気性を高めることが重要です。

また、石灰質、リン酸、堆肥などの有機物を入れることも大切です。

リン酸肥料とは

熟畑化には、リン酸肥料が欠かせません。

リン酸肥料とは、リンを含む肥料のことです。

リンは植物の生成に欠かせず、エネルギー代謝やタンパク質の合成などで重要な役割を果たします。

リンは、花が咲いたり、実がなったりするのに関係しています。

リンが欠乏すると、生育が貧弱となってしまいます。

また、開花や成熟が遅れ、茎や葉の割合に対して、実の収穫が少なくなってしまいます。

リン酸肥料には多くの種類があります。

有機質のものは。骨粉、米ぬか、草木灰などがリン酸を多く含んでいます。

現在は、無機質のものが非常に多いです。無機質リン酸肥料は、溶解液の溶解度によって異なります。

水であれば水溶性リン酸、クエン酸アンモニウムであれば可溶性リン酸、クエン酸液であればク溶性リン酸と呼びます。

窒素が少なく、リン酸が多い畑を目指そう

有機栽培を畑でやるのであれば、窒素が少なく、リン酸が多い畑を目指しましょう。

窒素が少なく、リン酸が多い肥料は、配合肥料では高度化成40号(5-15-15)が代表的です。

有機質のリン酸肥料のいいところは、堆肥の効果が5年ぐらいあることです。

窒素が多いと、茎や葉の成長を促してくれます。

リン酸が多いと、花や果実が実りやすくなります。

カリウムが多いと、病気になりにくくしてくれます。

窒素、リン酸、カリウムは、肥料の三要素と呼ばれ、作物の成長に欠かせない要素です。

なぜ窒素が少なくてリン酸が多い畑が有機栽培に向いているのかは、また今度ご説明します。

(文/渡邉ハム太郎)

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