無堆肥でも畑は肥えるのでしょうか?

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深層施肥とは真逆の記事になりますが、無堆肥でも畑は肥えるのかについて考察してみます。
地力の増強に、生ごみ埋め込みは有効です。
不耕栽培、無耕栽培などを行って、野菜作りができるのでしょうか?
原則として堆肥を使わず、不耕起農法でも有機農法の一つだという流れが見られるようになってきました。

ぐうたら農法ですが、作物の下に敷いた草マルチや、残された根が微生物の働きで発酵し、土が自然に団粒構造になっていくのです。
不耕起栽培は、自然の循環を重視しており、有機農法の進化形といえるでしょう。

不耕起栽培の家庭菜園では、収穫物の残骸や、草マルチを使えば、自然と地力がついてくるので、堆肥を使わなくとも栽培できるのです。

枯れ草などの残骸を使って、堆肥の代わりにします。
たとえばモロヘイヤ。モロヘイヤは硬くて、なかなか枯れないのですが、夏には自然に還ります。サツマイモの残骸やトマトの残骸も土に還ることになり、土を豊かにしくてれるのです。

たんじゅん農法

たんじゅん農法(炭素循環農法)では、伐採した枝木を置くだけで、キノコ菌が土と木を分解してくれて、腐食がすすみます。土は団粒構造となり、肥えてくるのです。

例えば畳など

古い畳を何十畳も運んできて、ホースで水撒きを毎日行い、いつのまにかそれがバラバラになって、関東ローム層の粘土の土にすきこみ、良い土になることがあります。
畳を使うという方法は、現実的ではありませんが、やり方のひとつとして覚えておいていいのではないでしょうか。
有機物が菌によって分解されて、腐植になります。これが多いと、地力が高いと言われます。腐植は肥料を保持する能力が高いため、土壌を団粒構造にしてくれる特性があります。有機物である畳をすきこむのと同じように、効果が高いのです。

栽培した木などの有機物を置くことで、キノコ菌が土を分解して、腐葉土ができます
土はとてもうまくできています。キノコ菌だけでなく、シロアリも分解に協力してくれます。分解の過程で空気窒素を固定して地力を上げる効果もあり、自然の仕組みはとてもうまくできていると実感させられますよ。

無耕起農法、無堆肥栽培

無耕起、無堆肥栽培は、理想の方法だと言ってもいいのではないでしょうか。
体は楽ですし、生ゴミは処分できますし、可能な限りの面積を無耕起農法で畑を維持することが可能です。エネルギーを使いませんので、ガソリンを使う耕うん機や刈払い機にくらべて、経済的ですし、エコロジーです。最も地球に優しい農法だといえるでしょう。

無料の剪定チップなどを畑に入れる方法なども人気です。
畑で取れた植物の残渣は、基本的に燃やされてしまうので、それがとてももったいなく感じます。植物残渣も、生ごみも、腐敗ではなく発酵で分解させれば、野菜にとってはいいことしか起こらないような気がしています。
地力は目に見えないものですが、野菜がそれに応えてくれます。

狭い家庭菜園なら、機械がなくとも可能です

8アール程度の狭い家庭菜園であれば、ガソリンを使った機械がなくとも、肉体労働だけで栽培が可能です。40アールぐらいまでなら、この不耕起農法で維持できる可能性があるでしょう。

植物残渣処理も、土表面において、発酵させればいいのです。
これも、「たんじゅん農法」の応用となります。
無耕起栽培でも、無農薬野菜がそれなりに取れますので、肉体労働で疲れてしまったり、腰を痛めてヘルニアになってしまったりなどの方は、この無耕起栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。自然の力をフルに使って、体をあまり使わず、楽ちんに畑の栽培が可能となる理想的な農法です。

(文/渡邉ハム太郎)

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