特別栽培を知ろう

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無農薬という言い方は、文字通り農薬を使わない栽培方法です。
ですが完全無農薬というのはなかなか手間がかかるもの。
できれば減農薬あたりで、労力と安全性のバランスを取りたいところです。
ですが、減農薬という言葉は、今は使われなくなってきています。
平成20年の農林水産省のガイドラインで、今は特別栽培という名前に変更されています。野菜に関しての知識として、特別栽培を知りましょう。

特別栽培を知ろう

特別栽培とは、農林水産省のガイドラインによると
「その農作物が生産された地域で慣行的に行われている節減対象農薬と化学肥料の使用状況に対して、節減対象農薬の使用回数が5割以下であり、かつ、化学肥料の使用量が「窒素成分量で5割以下」の栽培のことをいいます」

とあります。つまり化学肥料そして化学合成農薬の仕様を半分以下に抑えて使う農法のことを指します。少しだけれども化学肥料は使っているということです。
平成16年から、あいまいだということで、無農薬栽培や、減農薬栽培という言葉は使用禁止となっています。減農薬という言葉は、もう表向きは存在しないのです。特別栽培と呼びましょう。

有機栽培は非常に難しい

完全無農薬で育てた場合、収穫率が減ってしまうことがあります。
有機栽培は非常に難しく、せっかく育てても駄目になってしまっては意味がありません。農薬を使わずに安全に作っていたつもりでも、結局ムダにしてしまうことがありえるのです。それだったら、半分だけ、ちょっぴりだけ化学肥料を使ってやってみるのもありかもしれません。野菜を育てるときは、土地の状態、気候、土壌に合わせた栽培方法が必要なのです。

農林水産省のガイドラインです

特別栽培は、いわば、安全基準を守って作られた野菜の証拠。マークです。
安全や安心を判断するひとつの基準として考えるといいでしょう。
化学肥料や化学合成農薬の使用量が50%以下に対して与えられるものです。
草取りや虫退治の手間はかかりますが、薬を大幅に減らすことでかかっていた手間を大きく削減できます。多少、野菜作りが楽になるでしょう。
また、野菜をスーパーや直販などで購入するにあたっても、ひとつの目安となるものです。薬を減らすことで生産コストが上昇し、人件費が跳ね上がるので、それが値段に反映されてしまうからです。
有機栽培などで採れた野菜は非常に美味しいですが、その裏側で膨大なコストがかかっています。手間も人件費も十分掛かっています。それが価格に反映されて、有機栽培の野菜は高くなっているのです。
それでしたら、ある程度値段と安全性のバランスの取れた、特別栽培の野菜を食べてみてはいかがでしょうか。減農薬には違いなく、50%以下の使用率ですので、農薬の割合も少ないです。

表示も義務付け

勝手にもう無農薬と名乗ることはできません。
ですので、化学合成農薬や化学肥料を使用していない場合や、減らした場合は、その削減割合を表示する必要があります。それが消費者の商品選択の基準になるからです。農薬を全く使用してない場合は、「農薬栽培期間中不使用」となり、削減対象ではない農薬を使用した場合は「節減対象農薬 栽培期間中不使用」などの表示ができます。そして化学肥料の使用量を削減した場合は「化学肥料(窒素分)当地比○割減」というふうに表示します。その地域で慣行的に使われている農薬に対しての削減量をあらわすもので、どの野菜のどのぐらい農薬が使われていたかは、その土地の土壌にもよりますし、農家さんたちがもともと使っていた農薬の量にもよります。いずれにせよ安心の印なので、特別栽培を選んでみるといいでしょう。

(文/渡邉ハム太郎)

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