毎年、2畝で春のジャガイモを栽培しまして、今年はそのうちの一畝でジャガイモのシャドークイーンを育てることにしました。
シャドークイーンは、キタムラサキを親とした皮も実も濃い紫色なのが特徴で、アントシアニンを豊富に含むジャガイモです。
楕円形で、加熱しても色落ちせず、ねっとりとした食感があります。
シャドークイーンの種芋を購入
シャドークイーンを栽培しようと決めていたわけではないですが、キタアカリといっしょに変わったジャガイモを育ててみたいなと思っていたところ、ジョイフルホンダでシャドークイーンの種芋500gが498円で売られているのを見て、育ててみたくなって購入しました。
男爵やキタアカリなどの一般的なジャイガモと比べて種芋の値段は少し高めです。
シャドークイーンの種芋の植えつけ(3月10日)
購入したシャドークイーンの種芋です。
土がついて乾いているようで、濃い紫って感じはしませんが、うっすらと紫色が見えてます。
通常のジャガイモと同様に、2列で、株間を30cmとして、芋が小さめなので切らずに1個のまま植えました。
発芽(4月13日)
種芋を植えてから約一月、無事に発芽しました。
シャドークイーンだからか、葉や茎が紫ががっているように見えます。
花が咲いた(5月14日)
シャドークイーンに花が咲きました。
花の色は紫ではなく、真っ白な花でした。
収穫しました(6月18日)
ほぼ花が咲き終わり、葉が少し枯れだしたので、一部を収穫してみました。
数株分になりますが、芋がたくさんついてます。
手で土の中を探ると芋がごろごろ出てきたわけですが、芋を収穫してるというより、土の中から石が出てくるような不思議な感覚でした。
家に持ち帰って軽く洗ってみたところ、まさに濃い紫色が現れました。
実も濃い紫色をしてます。
色を活かしてシチューやマッシュポテトに最適だそうです。
まとめ
栽培方法は一般的な男爵やキタアカリと同じで大丈夫でした。
変わった品種だからといってとくに栽培が難しいということはなく、植えてからは放ったらかしでもたくさん収穫できました。
はじめて掘りだしたときは、紫色をした石のような芋がごろごろ出てきたので驚きました。
でも、持ち帰って妻に見せると、紫色に驚きつつも「このジャガイモはどうやって料理に使うの?」と。
たしかに、作ったまでは面白かったですが、紫色のサツマイモのように色を活かしてジェラートにするというわけにもいかず、使い道に困るジャガイモです。
シャドークイーンで肉じゃがやポテトサラダを作っても、美味しそうに思えないですよね。
今回は2畝のうちの1畝で、しかも500gと少し植えただけだったのでよかったです。
ネタとしては面白かったですが、実用性はあまりないので、栽培は今回限りになると思います。
でも、妻に見せたときや、実家に持って行った時の色に驚きぶりには満足でした。